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長浜にカフェ「ラ・リュンヌ」 20年間抱き続けた夢をかなえ家族で開業

店主の脇阪英樹さん(後列の中央)、家族、スタッフの皆さん

店主の脇阪英樹さん(後列の中央)、家族、スタッフの皆さん

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 カフェ「La Lune(ラ・リュンヌ)」(長浜市木之本町)が長浜にオープンして、5月18日で1カ月がたった。

自家製ベーコンチーズバーガー

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 店主の脇阪英樹さんは自身の好きな南仏プロバンスを感じさせる「星の王子さまミュージアム」(現在は閉館)併設のレストラン「Le Petit Prince(ラ・プチ・プリンス)」が好きで、子どもたちを連れて何度も足を運んでいたという。次第に「いつかこんな店を開けたら」と夢を抱くようになり、実現するまでに20年ほどがたった。同じ夢を抱き続けていた脇阪さんの妻、3人の娘ら家族が中心となり、店を切り盛りする。

 「おいしいご飯とケーキが食べられるカフェ」というコンセプトを掲げ、メニューは全て自家製。建物は内外壁とも南仏プロバンスを思わせる塗り壁で仕上げている。店名は「月」を意味するフランス語から。看板などに採用している月のシンボルは、箔(はく)工芸作家の裕人礫翔(ひろとらくしょう)さんに制作依頼した「Pink Moon(ピンクムーン)~願いが叶(かな)う月~」という作品で、「店を訪れ、この月を目にした人の願いがかない幸せが訪れるように」という裕人さんの思いが込められているという。店内には同作品を含め複数点の作品を展示している。席数は36席。

 11時から提供するメニューは、「いちごのタルト」(750円)などのケーキ、「濃厚ストロベリー」などのソフトクリーム、コーヒー(以上430円)などのドリンク。11時30分からは、フライドポテトが付く「自家製ベーコンチーズバーガー」(1,580円)などのハンバーガー、「スパイスイエローカレーのランチデリプレート」(1,280円)、平日限定の「煮込みハンバーグとオリジナルDELI(デリ)のごはんプレート」(1,580円)などを用意。14時30分からは、ホイップクリーム・メープルシロップ・アイスが付く「プレーンフレンチトースト」(1,130円)などを提供する。一部のメニューはテイクアウトにも対応する。土産物として、オリジナル商品のクッキー缶(3,280円)、「ジャム」(650円)などを扱うほか、同店スタッフの中村友和さんが手がけるランプなども販売する。

 脇阪さんは「オープン前から店には幅広い世代の人に来てもらいたいと思っていた。1カ月がたち、実際にさまざまな世代の人に来店してもらえていてうれしい。これからも地域の人が集えるアットホームな場にしていきたい」と話す。

 営業時間は11時~18時。月曜・火曜定休。

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