長浜・賤ヶ岳の麓にある古民家喫茶店「丘峰(きゅうほう)喫茶店」が10月16日、営業再開した。
2017(平成29)年4月、改装した古民家で夫婦が始めた同店。地域の野菜や琵琶湖の魚など地元の食材を使い、季節の料理を提供している。メニューには、「季節の御膳」(1,000円)や「ビワマスのこけらずしと小鮎(あゆ)の熟鮨(なれずし)の御膳」(1,500円)、「丘峰のカレー サラダ付き」(900円)などのランチ定食のほか、手作りケーキ、コーヒー、薬膳茶などもある。
同店経営の傍ら、出版社「能美舎」の経営も手掛ける妻の堀江昌史さんが店内の本のセレクトを担当。店内にあるギターやスピーカーは夫の森下諒平さんが制作したものだという。
毎年春夏秋に営業、冬季は休業している。今年はコロナウイルスの流行や緊急事態宣言があり、春以降も営業再開ができなかったことから休業期間中に店内の改修工事をすることにした。
堀江さんは「改修工事ではギャラリースペースや土間に小さな出版社の本を紹介するスペースを作った。今後は地元の作家さんの作品展示会や本の出版会を開いていきたい。11月29日までは染色工房『風待草』のストールなどを展示販売している。里山の景色に囲まれたお店なのでのんびりしに来てほしい」と来店を呼び掛ける。
営業は土曜・日曜・月曜の11時~17時。ランチは無くなり次第終了。