米原の複合型観光施設「English Garden(イングリッシュガーデン) ローザンベリー多和田」(米原市多和田)に1月15日、新エリア「わくわくファーム」が誕生した。
英国式の庭園が広がる同施設には、カフェ、バーベキューサイト、ひつじのショーンファームガーデン、ガーデンショップなどがあり、2月12日までの期間限定で土曜・日曜の夜間はイルミネーションを点灯している。
新エリア「わくわくファーム」では同日、スイスのバレー州原産の「ヴァレーブラックノーズシープ」雌2頭、雄2頭の計4頭が一般公開された。同種は顔全体が黒い毛で覆われており、白い毛に包まれた体とのコントラストが特徴。来園者は柵越しに羊を観察したり、触れたりすることができる。今後は餌やり体験なども計画しているという。
動物係の平野里佳さんは「羊はニュージーランドで生まれて、ここにやって来た。1歳と2歳で、それぞれ性格が異なり、臆病な子や人懐こい子などさまざま。その性格を考慮して動物係が名付けた。一般公開前の3カ月間は日本の気候や施設に慣れるために閉園時間に散歩をしたりして過ごしていた」と振り返る。
「現在、日本でこの種に合えるのは栃木の施設とここだけ。関西では唯一の場所になるので、ぜひ羊たちに会いにきてほしい」と呼びかける。
同エリアには同種の羊以外にも、以前から飼育しているポニー2頭、ヤギ1頭もおり、餌やり体験や引馬体験なども行っている。
開園時間は10時~17時(冬季は16時まで)。火曜と年末年始休園。入園料は、大人=1,500円、子ども=900円、3歳以下無料。