クラウドファンディングの活用セミナーが7月19日、長浜市商工会(長浜市湖北町)で開催される。
同セミナーは、地域の創業のきかっけづくりと、同市事業者が近年の原油価格や物価高騰を乗り越え、効果的な商品開発にチャレンジするため長浜市商工会が企画した。
講師の植田淳平さんは2018(平成30)年から、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」のキュレーターを担当し、長浜を拠点に年間30件ほどのサポートを行っている。セミナーでは、具体的な実例を紹介してすぐに実践できるノウハウをレクチャーする。「クラウドファンディングを手段にして、新しいことにチャレンジしてほしい。取り組み方次第でメディアに取り上げられたり、思ってもみなかった人や企業から支援をしてもらえたりすることもある」と話す。
ゲストで登壇する「舟倉(ふなそう)」の松田悠樹さんは、地元で漁師旅館を経営する3代目。昨年12月、飲食店から漁師旅館に事業転換する際にクラウドファンディングを活用し、80万円の目標を大幅に上回る、202万円の支援金を集めた。当日は、「クラウドファンディングに挑戦して良かったこと」「不安だったこと」「チャレンジした感想」など実体験を話す。
長浜市商工会の松橋朋之さんは「クラウドファンディングを活用することで、地域の魅力発信や新たな域内経済循環の拡大の仕組みづくりを促進していきたい。新しいチャレンジのきっかけになれば」と参加を呼びかける。
開催時間は14時~15時30分。参加費無料。定員20人。商工会の窓口で申し込みを受け付ける。