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木之本で一箱古本市 楽器の生演奏や「暮らしの手帖」元編集長の講演会も

江北図書館ファンクラブ「fun」の稲館さん(左)、同実行委員会の久保寺さん

江北図書館ファンクラブ「fun」の稲館さん(左)、同実行委員会の久保寺さん

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 「第8回木之本一箱古本市 いろはにほん箱」が3月30日、江北図書館駐車場(長浜市木之本町)で開催される。

江北図書館

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 一箱古本市は「ミカン箱1箱くらい」の古本を持ち寄り、販売するフリーマーケットとして2005(平成17)年に東京で始まり、その後、全国各地で開催されてきた。木之本では2017(平成29)年に始まった。当時は冨田酒造の南側の細い路地に店を出すスタイルだったが、コロナ禍をきっかけに広いスペースを確保できる「江北図書館」の駐車場で開催することになった。秋に行う年もあったが、図書館の駐車場には桜の木が多く植えられていることから、ここ数年は桜が咲く春の開催が定着した。

 今年は「本と音楽が出合う春の日」というテーマを掲げる。千葉県や長野県など県内外から34店、市内から飲食店9店が参加し、出店数は過去最大だという。出店者は「滋賀文教短期大学」の学生らの図書館サークルによる「ぶんぶん堂書店」や彦根の古書店「ルーペ舎」などプロ・アマ問わず多様な顔ぶれとなり、出品される本も絵本、図鑑、写真集などさまざまだ。11時~13時と14時~16時の2部制で、Lib+(リブプラス)の軒下の「つるやカフェ前ステージ」を利用して、ウクレレ、ギター、バイオリンなどの生演奏が行われる。

 メインイベントとして13時から、図書館東側の「桜の木の下ステージ」で、雑誌「暮らしの手帖」の元編集長・澤田康彦さんによるトークイベント「サワダの編んだ本 書いた本」(無料)が開かれる。滋賀県出身の澤田さんは以前、同館がクラウドファンディングをした際に「応援メッセージ」を寄せるなど、これまでも同館との親交があるという。

 実行委員会の久保寺容子さんは「今年は11時から約20分おきに、いろいろな演奏家による楽器の生演奏があるので、一日中、音楽を聴きながら過ごしてもらえる。通常の本屋さんでは体感できないような、店の人とのコミュニケーションを楽しんでもらえれば」と来場を呼びかける。

 開催時間は10時~16時。雨天の場合は「木之本スティックホール」(木之本町)で開催する。

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