店舗を構えない菓子店として活動する「un rythme(アンリトム)」が現在、えきまちテラス長浜(長浜市北船町)に1カ月間限定のチャレンジショップとして出店している。
店名はフランス語で「ひとつのリズム」を意味する。一つの音楽や映画、言葉で人生が変わることがあることから「アンリトムのお菓子があなたの人生にとってひとつのリズムになりますように」という思いが込められている。
店主でパティシエの高藤桃花さんは京都で製菓専門学校を卒業後、大阪のホテルや飲食店で洋菓子作りをしていた経歴を持つ。昨年はフランスに渡り、菓子作りを学ぶ予定だったがコロナ禍で渡仏を断念。地元・長浜に戻り、10月から店舗を構えない菓子店として、焼き菓子のオンライン販売やイベント出店を行うほか、生菓子はインスタグラムで注文を受け付け、木之本にある工房で引き渡すスタイルで活動を続けてきた。
今回の出店について、高藤さんは「元々、フランスに行った後に開業するのが夢だった。えきまちテラス長浜で開催しているイベント『えんがわプチマルシェ』に参加したことをきっかけに、チャレンジショップの存在を知り出店することにした。普段イベントなどでは提供していない生菓子も今回は食べていただけるので、ぜひこの機会にお越しいただければ」と来店を呼び掛ける。
商品は、フランスの伝統菓子「カヌレ」(150円)、「ニューヨークチーズケーキ」(540円)、ショートケーキをカップに入れたようなイギリス発祥スイーツ「いちじくのトライフル」(580円)など、さまざまな国の焼き菓子や生菓子をそろえる。イートイン限定メニューは1日5食限定のオーストラリア発祥のスイーツ「パブロバ」(1,480円)。ドリンクは彦根の「きみと珈琲」の豆を使ったコーヒー(380円)、自家製レモネード(300円)がある。
営業時間は11時~17時。月曜・火曜・金曜定休。6月30日までを予定(変更の可能性あり)。