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長浜発のペーパーアート「ローズウィンドウ」文化庁のアーティスト支援事業として大阪と山形で展示即売会

提供:日本ローズウィンドウ協会 制作:長浜経済新聞

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長浜在住のアーティストで日本ローズウィンドウ協会代表理事の中山真季さんが作るアート「ローズウィンドウ」が、文化庁の美術部門アーティスト支援事業として展示開催されます。文化庁aff事業として大阪は12月1日・2日の2日間、中之島公会堂で、山形は12月17日~19日の3日間、上杉神社の臨泉閣特設会場で展示即売会を行います。

そんな長浜発のペーパーアート「ローズウィンドウ」についてご紹介していきます。

ローズウィンドウとは?

2006(平成18)年に中山さんが新たな技法を考案して発表したペーパーアートで、2009(平成21)年に出版した著書「はじめてのローズウィンドウ」で世に広めました。様々な色用紙を重ね合わせて後ろから光を取り込んで表現する作品はまるで美しいステンドグラスのようだと言われています。用いる紙は長浜で作られる専用のローズウィンドウペーパーを使用しています。

中山真季さんとローズウィンドウの出合い

中山さんに「ローズウィンドウ」誕生秘話をを伺いました。

「ローズウィンドウとは不思議な出会いでした。私は特段アートの勉強をしていた訳でもなく、ごく普通の学生時代を送りごく普通に東京の輸入雑貨の会社に就職しました。22歳の時です。そこであるドイツからの輸入本が目に留まりました。一般書として本屋さんにはない本でシュタイナー教育教材のクラフトに関する本です。その中でローズウィンドウという教材が紹介されていて妙に気になったのがきっかけです。ただ詳しい作り方などはなくこういう教材があるという紹介でした」

「ここからが不思議な話なのですが、半年くらいたったある日突然脳裏に舞い降りたかのようにローズウィンドウの図案と作り方が頭に浮かんだのです。当時の私はなにを思ったのかすぐにローズウィンドウの教室を都内3か所で始めたのです。まだ誰も知らないペーパーアートですが評判になり、雑誌やラジオの取材を通じて出版社の興味を引きすぐに商業出版されることになりました。24歳の時です。この2年間のローズウィンドウとの出会いは本当に不思議なものでした」

中山さんが作るローズウィンドウの図案とは

ローズウィンドウの制作は誰でもできるそうですが、基となる図案を作ることは大変難しい作業で全て中山さんがお一人で制作しています。中山さんの図案はヨーロッパの大聖堂の薔薇窓(ローズウィンドウ)を模したものをベースに古今東西を問わず、和の日本庭園、水うちわのイメージ、中東の宮殿のランプ、アメリカのティファニーのステンドグラスまで様々なモデルを紙で表現しています。

ローズウィンドウの製作工程

道具はハサミ、カッター、のりを使います。材料となる紙はローズウィンドウペーパー(tカラぺ紙)というラッピングペーパーのように薄く、色が均一で、透明感のある紙を使います。(2009年の初版本「はじめてのローズウィンドウ」の頃はカラぺ紙と呼ばれる紙を紹介していますが、現在は製造中止。)

「折る」「写す」「切る」「貼る」の4つの工程を経て作られます。

1. まず丸く切った紙を折る(6,8,10,12等分など)
2. 折った紙に図案を写す
3. 図案に沿って紙を切る
4. 最後に紙を枠に貼っていく

所要時間は簡単なもので40分程度、複雑な図案の作品は数日かかかることもあるそうです。

美しいローズウィンドウ作品をつくるためのコツは?

ローズウィンドウは「切り絵」とは違って模様やデザインではなく「色」を表現するアートなので、色用紙の重なりで違った色を生み出したり、色による錯視を使うことができるという特徴があります。作品を見た人は「まるでステンドグラス、紙でできているとは思えない」と驚かれることも多いそうです。

中山さんは「色を上手く使うことで紙という素材を超えた作品が生まれるローズウィンドウ。いい作品にたくさん出会って実際に自分で作っていくことでどんどん上達する」と話します。

ローズウィンドウ制作が学べるスクール

現在、日本ローズウィンドウ協会に所属している講師は80名。それぞれが各地で教室、イベントなど活動しています。

ローズウィンドウの魅力は見た目の美しさだけでなく「制作」にもあります。制作は写経のようにある種の瞑想状態を感じる方が多く、癒し、ヒーリングの作用もあると言います。単にアートとしてでなく学校の先生が文化祭などで楽しんだり、看護師さんや介護施設関連の方が作業療法のように使われることも。

ローズウィンドウは「ヒーリング」「色にときめく」「女子力を高める」といった言葉をキーワードにあげる人が多く、年代や職業にかかわらず女性に人気があります。

現在は遠方の人でもスマホ、パソコンで気軽に受講できる「中山真季オンライン教室」も開催しています。

2021年12月「ローズウィンドウの世界展」大阪・山形で開催が決定

大阪展、山形展それぞれ全国の12名の作家の約80点の作品を展示販売するほか、ローズウィンドウ制作のワークショップも行います。

ローズウィンドウの世界 in 大阪

会期:12月1日・2日
開催時間:10時~18時
会場:大阪市中央公会堂 3階 特別室
入場料:一般500円・高校生以下無料

「創建当時は来賓室として使用されていた特別室が会場になります。和と洋を融合させた部屋はそのものが芸術品と言われています。このような大きな展示会は関西初。全国から集まったローズウィンドウ作家の渾身の作品をぜひ、実際にご覧いただき、ローズウィンドウの世界をお楽しみください」 大阪展担当・(一社)日本ローズウィンドウ協会認定講師 河瀬有子さん

ローズウィンドウの世界 in 山形

会期:12月17日~19日
開催時間:10時~17時30分
会場:上杉神社 2階 臨泉閣特設会場
入場料:一般500円・高校生以下無料

「山形展では『和と洋の融合』をテーマに、米沢市にある上杉神社の境内にある施設を会場にしております。日本発祥であるローズウィンドウ、日本の和の雰囲気を感じられるように、『和の中に洋の美しさが際立つ』また『洋があるから和がより深みを増す』という展示を心がけました。外は無彩色の冬景色になりローズウィンドウの色鮮やかさがより引き立てば。ローズウィンドウの新たな魅力が、日本人の心に深く届くような展示会にしたいと考えております」山形展担当・(一社)日本ローズウィンドウ協会 認定講師・ローズウィンドウ教室「Möte art」主宰 髙橋修子さん

11月30日(火)ツイキャスにて生配信展示会を開催します!

配信日時:11月30日18時~
参加費:2,500円
URL:https://twitcasting.tv/c:eachstage/shopcart/111899

本展の会期前日である11月30日18時~は会場の大阪中央公会堂特別室からツイキャスで生配信展示会を行います。ナビゲーターを元読売テレビアナウンサーで長浜観光大使の清水健さんが務め、オープン前の展示作品の様子や中山さんのインタビューを交え、様々な角度から「ローズウィンドウの世界」を届けます。

最後に中山さんからのメッセージ

「昨年来のコロナ禍でイベントの開催延期、中止などアーティスト達が活動の機会を奪われ、自粛を余儀なくされています。この展示即売会「ローズウィンドウの世界展」がアーティストの活動の再開の契機となり、ウィズコロナ時代の新たな活動様式の提案になればと思っています。そして多くの人にこの新しい芸術を知っていただき、心の栄養を養っていただければと思います。今後の展望としては、デジタル化が進む現代にあって「紙」という素材を使い、美しさだけでなく「手作り」や「精神性」といったものを探求するアートにしたいと思っています」

ご興味をお持ちになられましたら「日本ローズウィンドウ協会」のHPをご覧ください。

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