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高島のカフェ「丸八百貨店」が「発酵ドレッシング」発売 地域の雇用促進へ

藤原穂波社長

藤原穂波社長

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 高島のカフェ「丸八百貨店」(高島市朽木市場)が1月17日、「ほなみさん家の発酵ドレッシング ゆず」を発売した。

ほなみさん家の発酵ドレッシング ゆず

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 同商品を開発したのは、高島市朽木地域に拠点を構える「ENON(えのん)」の藤原穂波社長。2016(平成28)年、京都から家族で移住。移住後は長年子育て中心に生活を送ってきたという藤原さん。自分たち家族を受け入れ親切にしてくれた地域の人たちへの感謝の思いが募る中、集落の過疎化という問題にも直面してきた。自分たち夫婦のついのすみかとして考えている同地域への恩返しとして、2022年4月に同社を創業し、地域活性化を目指してきた。翌年に国の登録文化財 「丸八百貨店」(高島市朽木)の指定管理者となり、2023年 5月からは、同所で店主としてカフェ営業と特産品販売を行う。

 これまでカフェでは「丸八特製発酵ランチ」などを提供してきたが、「地域特産品を生かした加工場を設立し、新たな雇用を創出したい」という思いから、初めてのオリジナル商品としてドレッシングを開発した。昨年11月には同店でテスト販売を始め、2024年度の「高島ええものグランプリ」では金賞を受賞した。

 ドレッシ ングのベースには地元産の米酢や塩こうじを使い、藤原さんが毎日欠かさず色や味、泡立ちを確認し、自身が思う「最適なタイミング」で発酵を止めているという。

 藤原さんは「このドレッシングはサラダだけでなく、唐揚げや冷しゃぶなどにかけてもおいしい。ユズ以外にも、レモンなどのバージョンも考えている」と話し、「今後はほなみさん家シリーズとして、『梅干し』『漬けもの』などドレッシング以外にも商品を展開していければ。それが雇用促進につながり移住者が増えれば」とも。

 価格は1,800円(200ミリリットル)。

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