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長浜に「喫茶タンポポ」 両親が残した実家をカフェとして再生

店主の浅田純子さん

店主の浅田純子さん

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 「喫茶タンポポ」(長浜市大宮町)が9月5日、長浜にオープンする。

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 店主は京都在住の浅田純子さん。2年前に父が亡くなったことをきっかけに、実家の活用方法を兄の西堀正さんと検討。長年京都で介護職を続けていたという共通点を持つ2人は高齢者や地域の人に来てもらえるような喫茶店を作ることに決めた。店名の「タンポポ」は亡き母の好きな花だったという。浅田さんは「ずっと病弱だった母は恵まれない環境でも強く咲くタンポポと自分を重ね合わせていたと思う。最後の入院中もずっとタンポポの歌を歌っていたのを覚えている」と振り返る。店には生前アンティーク好きだったという母の残した家具を置くほか、障害者にも利用してもらえるようにスロープを付けるなど工夫を施す。席数は10席。

 8時~11時には「モーニング」を提供する。バタートーストとドリンクが付く「Aセット」(600円)、トースト(ジャム/卵ペースト)、ミニサラダ、ミニヨーグルト、ドリンクが付く「Bセット」、蜂蜜チーズトースト、ミニサラダ、ミニヨーグルト、ドリンクが付く「Cセット」(以上800円)、ピザトースト、ミニサラダ、ミニヨーグルト、ドリンクが付く「Dセット」(850円)の4種を用意する。「ブレンドコーヒー」(500円)、「抹茶オレ」(550円)などのドリンクのほか、「自家製プリン」(450円)などのスイーツもそろえる。

 浅田さんは「兄も私も両親の思いを形にできればという思いがある。店に来てくれた人にホッとくつろいでもらえるとうれしい。居心地の良い空間にしていければ」と話す。

 営業は金曜・土曜・日曜の8時~16時。

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