
長浜のきのもと北国街道(長浜市木之本町)周辺で10月11日・12日の2日間、「『水』のジャパンコーヒーフェスティバル2025 in 木之本」が開催される。
2022年に始まった同イベント。木之本では今でも地下水で生活している家が多いことから、「水」に注目したコーヒイベントとして、今年で4回目を迎える。参加するコーヒーショップには、「江北図書館」「山路酒造」「しんろく」「ダイコウ醤油(しょうゆ)」「古町共同」の5つのスポットからくみ取った地下水の中から好きなものを選んでもらい、その地下水でいれたコーヒーを提供する。出店場所は25カ所で、県内外から28店が出店する。
今年の新たな試みとして、地元・伊香高校の生徒と連携した企画を行う。生徒らは本年度の授業で、地元のコーヒー豆販売所「FUSE COFFEE ROASTERS(ヒューズ・コーヒー・ロースターズ)」の店主からコーヒーについて、地元の主婦から発酵食について学んできた。その授業の一環で同イベントに参加し、生徒自らが作った「木之本バインミー」(500円)を提供する。商品は、自家製の木之本漬け(奈良漬)の漬けかすで漬けた鶏肉のソテーと地元産の青パパイヤのスイートチリソース炒めを「つるやパン」のパンで挟んだサンドイッチ。授業で講師を務め、同イベントにも出店するヒューズ・コーヒー・ロースターズのサイドメニューとしてイベント初日・11日の10時~14時に、生徒が店頭に立って販売する。限定50食。
参加者は受付場所である「つるやカフェ」の横か「文室邸」でチケットを購入し、参加店と場所が書かれているパンフレットを受け取り回遊する。チケットは3枚セットで、コーヒー3杯を飲むことができる。2杯は好きな店で、1杯は受付にあるカプセルトイでくじを引き、ランダムに出た店で飲む。飲み比べのため各店の1杯は100cc程度。
同イベントに協力する「街道ぶらりん実行委員会」の西村豊弘さんは「地元にも定着してきたイベント。この日はコーヒー片手にブラブラと、まち歩きを楽しんでもらえたら」と参加を呼びかける。
開催時間は10時~18時(12日は17時まで)。雨天決行。チケット(3枚券)は、前売り=1,800円、当日=2,000円。前売り券は「つるやパン」「つるやカフェ」「ダイコウ醤油」「角屋」「ふれあいステーションおかん」などで扱う。