高島の複合施設「TAKASHIMA BASE(タカシマベース)」(高島市新旭町)内に10月10日、書店「TAKASHIMA BOOKS(タカシマブックス)」がオープンした。
福祉とまちづくりの活動を行う「ぼくみん」(京都市下京区)が運営する同施設。今年2月、築50年の空き家をリノベーションして完成。駅前の立地を生かして「この場所が市内外の人が集い出会うきっかけになれば」という思いで、オープンデイを設けたり、イベント開いたりして活動を続けてきた。5月には施設内にカフェをオープンし、今回の書店オープンと同時にリソグラフ印刷機を設置し、週4回の営業を始めた。
セレクトする本は「よりよく生きるBASEとなる本」「旅の入り口のような本」など。店主の瀬川航岸さんは「本をきっかけに生き方を考え直したり、新しい視点に出合えたりするので、本は大事だと思っている。生きていく上で助けとなる本や琵琶湖や里山など、この土地の風土に合う本を選んで並べている」と話す。リソグラフ印刷機の導入については、「本になじみがない人にも本を身近に感じてもらいたいと思っている。(ZINEなどの)本作りを通じて自分の表現活動の幅を広げてもらえれば」と話す。
11月8日にはリソグラフの講習会と高島ちぢみでブックカバーを作るワークショップ(1,500円)を行うイベント「BASE DAY(ベースデイ)」を開催する。
瀬川さんは「ここでしか出合えない本があると思うので、ぜひ来てもらえれば」と呼びかける。
営業は金曜・土曜・日曜・月曜の15時~21時(土曜・日曜は11時~17時)。