長浜の「山門水源の森」(長浜市西浅井町)で7月25日、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環で「海と日本プロジェクト in 滋賀県 食卓から未来のうみを守り隊」が始まった。
同イベントは、子どもたちが環境保全について考える体験学習イベント。参加者は、応募者の中から抽選で選ばれた県内の小学5年生児童20人で、7月25日・31日、8月11日の3日間かけて「守り隊」として県内各地で活動する。
主催する同実行委員会推進リーダーの小西あゆ香さんは「『海と日本プロジェクト in 滋賀県』による、このような体験学習イベントは5回目。初回は2017(平成29)年で、毎年夏から秋にかけて県内の小学生を対象に開催してきた。滋賀県には海はないが、びわ湖と海はつながっており、滋賀県に住む私たちの生活も海の環境に影響を与えていることを知ってもらいたいという思いで、毎年テーマを変えて実施している」と話す。
初日は「山門水源の森」で、森から水がしみ出して沢になる、川の始まりを見るという内容。参加児童らは森から流れ出た水が川になり、びわ湖、大阪湾とつながって、生き物たちを育んでいることを学んだという。
参加児童たちからは「めっちゃ楽しかった。水がどこから出てきているのか教えてもらった」「普段は知ることができない自然の事や自然を通して行われている活動や取り組みなどを知られて良かった」などの感想が聞かれた。
2日目の7月31日は船でびわ湖に出て伝統漁法「エリ漁」の仕掛けを見学し、最終日の8月11日は「生活協同組合コープしが」で環境に配慮した商品の取り扱いやエシカル消費の考え方を学ぶなどする予定。