長浜発のペーパーアート「ローズウィンドウ」の展覧会「ローズウィンドウの世界展」が12月、大阪と山形で開催される。
ローズウィンドウは、2006(平成18)年に長浜在住の作家・日本ローズウィンドウ協会代表理事の中山真季さんが新たな技法を考案してステンドグラスのような作品を発表。2009(平成21)年に著書「はじめてのローズウィンドウ」で世に広めた新しいペーパーアートだという。作品に用いる紙は長浜で作られる専用のローズウィンドウペーパーを使い、長浜発のアートとして発信している。
今年、文化庁のアーティスト支援事業として美術部門で採択され、文化庁aff事業として大阪、山形で展示会を開催することになった。全国から大阪、山形それぞれ12名の作家の約80点の作品を展示販売するほか、ローズウィンドウ制作のワークショップも行う(1,000円)。
大阪市中央公会堂(大阪市北区)では12月1日・2日の2日間、開催。開幕前日の11月30日18時から、会場となる大阪中央公会堂特別室からツイキャスで生配信展示会を行う。元読売テレビアナウンサーの清水健さんがナビゲーターを務め、オープン前の展示作品の様子や中山さんのインタビューを交え、さまざまな角度から「ローズウィンドウの世界」を届けるという。参加費は2,500円。
中山さんは「大阪は洋風のおしゃれな建物、山形は大自然の中の神社で行う。ローズウィンドウを知らない人にもたくさん来てもらいたい。体験して感動を味わってもらえれば」と来場を呼び掛ける。
開催時間は10時~18時。入場料は一般500円で、小中高生無料。
山形では12月17日~19日の3日間、上杉神社(米沢市)の臨泉閣特設会場で開催する。