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長浜・木之本で「きのもと映画祭」 昭和の家族を描く小津安二郎監督作品上映

木之本地区地域づくり協議会の七尾さん

木之本地区地域づくり協議会の七尾さん

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 長浜にある「木之本スティックホール」(長浜市木之本町)で12月12日、「第5回きのもと映画祭~変わらないものが、いつも新しい~」が開催される。

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 同映画祭を始めたきっかけは、5年前にかつて宿併設の映画館だった「日吉座」で古い銀幕(シルバースクリーン)が見つかったことから。「まちづくりのため」に木之本地区地域づくり協議会が主催する。

 前回同様にコロナの影響で換気の問題から、会場を日吉座からスティックホールに変更して開催する(ホワイトスクリーンで上映)。上映作品は「麦秋」(9時~、1951年)、「東京物語」(12時45分~、1953年)、「秋刀魚の味」(15時15分~、1962年)で、いずれも小津安二郎監督作品。当日は「マメとボクら」が出店してドリップコーヒーを販売するほか、事前予約制で地元食材を使った弁当(800円)も販売する。

 見どころについて、同協議会の横山和司さんは「お客さんから小津監督の映画を上映してほしいとリクエストがあり、今回は3本共、小津監督の作品を選んだ。小津監督は海外の著名な映画監督にも影響を与えたといわれており、家族を題材にした映画を作ってきた人。どのシーンも美しい構図にこだわり撮影されているので、そこにも注目してもらえれば」と話す。

 同協議会の七尾うた子さんは「上映作品の一つ『東京物語』は2013年に山田洋次監督が現代版としてリメークもした。昔の映画だが、今見ても古くない。見たことがある人もまだ見たことがない人も楽しめると思う。昭和の家族と現代の家族に共通する普遍的なものを発見してほしい」と来場を呼び掛ける。

 入場料は500円。予約制で各回定員150人。

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