えきまちテラス長浜(長浜市北船町)の1階で3月6日、映像お披露目&語る会「古(いにしえ)から未来へ 食でつなぐ湖北の暮らしと風景」が開催される。
湖北の郷土食研究グループ「Tsunagu(ツナグ)」とNPO法人「STUDIOこほく」が1年間協働し、ライフスタイルの変化や作る人の高齢化などで継承が危ぶまれている湖北の郷土食を次世代へつないでいくために「作り方」や「食材が育まれる環境」を映像で記録してきた。
当日は、ゲストに湖北町食事文化研究会・代表の肥田文子さんを招き、その映像の披露と郷土食について語る。参加者には湖北の郷土食の持ち帰り用試食セットを用意。試食セットの中身は、さばそうめん、ふなずし、こけらずし、えび豆、たくあんのぜいたく煮、白菜漬の6種類。会場では打ち豆汁を提供する。こけらずしは、琵琶湖の固有種ビワマスを塩漬けしたものをご飯と米こうじで漬けたなれずしのこと。琵琶湖岸の長浜市南浜や中浜(旧びわ町)の数軒でのみ作られてきた郷土食だという。
ツナグ代表の川瀬順子さんは「湖北には素晴らしい『暮らしの風景』や『食文化』があり、それをつないできた匠たちがいる。今回の動画を通して、たくさんの方が郷土食に出合う機会になれば」と参加を呼び掛ける。
開催時間は13時30分~15時。定員は20人。参加料は1,000円。ホームページで申し込みを受け付ける。締め切りは2月27日。