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長浜に初の保護猫カフェ「にゃんずはうす」 動物好きの夫婦が開業

同店を開業する南方夫婦

同店を開業する南方夫婦

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 長浜に4月1日、「里親探しの猫カフェ にゃんずはうす」(長浜市八幡中山町)がオープンする。

くつろいだ様子の猫

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 同店は猫との触れ合いを楽しむ「猫カフェ」の形態を取るが、人から虐待を受けていた猫や繁殖場から保護した猫が在籍するのが特徴。同店の南方透さんは「幼い頃から動物が好きで動物の保護に関わる仕事に就きたいと考えていた。同じく動物好きの妻と出会い、2人で神戸の保護猫カフェに行ったことをきっかけに自分たちも保護猫を飼い始めた。いつか2人で保護猫カフェを作ろうと決めていた」と振り返る。

 同店は「人も動物も幸せに」という理念を掲げ、店内上部には猫が歩く「キャットウオーク」を設置。人が怖い猫にとっては避難場として、人にとっては猫が歩いているところを下から見上げることができる面白さがあるなど工夫を凝らすほか、人も猫もリラックスできるような音楽を流している。

 譲渡不可の保護猫の店長、ラグドールの「アクア」、副店長ミックスの「コハク」、看板娘ノルウェージャンフォレストキャットの「カルー」などのほか、譲渡可能な保護猫たちも在籍。譲渡希望者はスタッフに事前に申し出て、説明を受け、最低3回は来店して猫に触れ合う決まりがある。その後、トライアル期間として2週間ほど実際に飼育し、猫を育てていけるかどうかを試すことができる。「捨てられたり、いじめられたりした過去を持つ猫に、今度こそ幸せになってほしいという気持ちがあるので、譲渡は慎重に行いたい」と南方さん。人におびえてかみついたり、威嚇したりする保護猫に対しては「かみつかれても大丈夫なように皮の手袋をした状態で体をなでる」など、段階を踏み徐々に「人なれ」をする訓練を行っているという。

 南方さんは「保護猫を飼いたいと希望している人はもちろん、そうでなくても猫たちと遊びに来てくれるだけで保護猫たちの飼育費や医療費の助けになり、間接的に猫たちの命を救うことになる。猫をなでることも猫の人なれにつながるので、気軽に来てもらえれば」と呼び掛ける。

 営業時間は10時~18時(金曜・土曜・日曜・祝日は19時まで)。水曜・第2・4火曜定休。料金はワンドリンク付き1時間1,200円(学生は1,000円)。完全予約制。

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