オーガニック給食委員会主催によるZoom講演会「明日子どもたちに何食べさせよう?」が3月20日、えきまちテラス長浜(長浜市北船町)で開催された。
話し手はフランスでエコファームを営み、20年前からフランスの学校給食について取り組んでいるフィリップさん。2014年からは、学校給食に携わる人材の育成や持続可能な環境保全型学校給食に貢献する団体「CPP」を率いる。CPP会員の遠藤美香さん、本田恵久さんも話し手として参加。
フランスで成功した「持続可能な給食の例」をヒントに日本の給食の未来について考え、講演後は質疑応答の時間も設けた。
「講演会を開いたきっかけは、子どもたちを取り巻く給食の事情が気になること、海外や日本の一部地域では給食がオーガニックに変わってきていることに加え、生産者・環境を守るためにも今のうちに大人の手で変えていきたいという思いがあるから」と同委員会メンバーの中井貴仁さん。
SNSで開催を知ったという参加者の一人は「学校給食を安全な食材に変えたいという同じ思いを持つ仲間とつながりたかったから参加した。フィリップさんの具体事例からは、日本での実現に向けてのヒントをたくさんもらった」と話していた。
同委員会は今後も、イベント開催やSNSの発信などで、給食の未来についての活動を続けていくという。