長浜市曳山博物館(長浜市元浜町)で現在、企画展「祭を魅せるデザイン~色彩と文様のチカラ~」が開催されている。
同展は学芸員の山本順也さんが中心に企画した。館内には、縦3.13メートル、横2.01メートルの常盤山見送幕「天平人物図」や、竜と虎が描かれた月宮殿旧花道幕「梅竹に龍(りゅう)虎図」などを展示する。
山本さんは「何気ないデザインの中に、実は当時の人々の願いや祈りが込められているのが面白い。意味や思いを知ることで、曳山祭を楽しむ新たなきっかけになれば」と話す。「特に子どもたちには、子ども歌舞伎だけでなくデザインも楽しんでほしい」と来館を呼びかける。
開館時間は9時~17時。観覧料は、大人=600円、小・中学生=300円。6月5日まで。