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「イナズマロック」限定サラダパン 長浜・つるやパンが3年ぶりに会場で販売

「サラダパン」を考案した西村智恵子さん

「サラダパン」を考案した西村智恵子さん

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 長浜のパン店「つるやパン」(長浜市木之本町)が9月17日~19日、「イナズマロックフェス」の会場で3年ぶりに限定パッケージの「サラダパン」を販売する。

イナズマロックフェス限定パッケージの「サラダパン」

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 同店の「サラダパン」は初代・西村秀敏さんの妻である智恵子さんが客からの「甘くないパンが欲しい」という要望を受けて考案。旧「サラダパン」はキャベツとマヨネーズをサンドしたパンだったが、時間がたつとキャベツの水分がパンにしみてしまうことから改良することになり、1962(昭和37)年、キャベツの代わりにたくあんを挟んだ現在の形になったという。

 同フェスは2009(平成21)年、滋賀県出身のアーティスト・西川貴教さんが「水の未来に、声を上げろ」をスローガンに県下初の大型野外フェスとして始めた。つるやパンは1年目から会場で限定パッケージの「サラダパン」を販売。社員の結婚式と日程が重なった2013(平成25)年、コロナ禍で同フェスがオンラインのみだった2020年、中止になった2021年を除いて、継続して販売しているという。同フェスでは開催年ごとのテーマカラーがあり、毎年それに基づいたデザインになっている。今年のテーマカラーはピンク色の迷彩。

 つるやパン専務の西村豊弘さんは「20年ほど前、ミクシーで『サラダパン』のコミュニティーができて人気が出た。その後、テレビ番組で取り上げてもらうことが続き注目された。ある番組で西川さんが『イナズマロックフェスでサラダパンを販売する』と宣言したことをきっかけに、本当に販売することになった。会場で販売するサラダパンの代金のうち40円は『マザーレイク応援基金』に寄付している」と話す。

 「ずっと出店しているので、顔見知りのお客さんも増えてきた。毎年限定パッケージの袋を捨てずに集めてくれている人もいる。今年は3年ぶりの開催なので、久しぶりにいろいろなお客さんに会えるのを楽しみにしている」とも。

 サラダパンは無料で入れるフードエリアで販売。9月19日まで。

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