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えきまちテラス長浜に限定「ゆきねぇのティーダ食堂」 沖縄料理提供

店主の眞境名さん

店主の眞境名さん

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 えきまちテラス長浜(長浜市北船町)に9月17日、沖縄料理の店「ゆきねぇのT-DA(ティーダ)食堂」が年内限定で出店した。

沖縄料理や世界各国の料理を提供

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 同施設1階にはチャレンジスペースがあり、これまでも洋菓子店やコーヒー店などが出店してきた。今回は5例目となる。同店は、沖縄県与那原町出身で長浜在住の眞境名由樹(まじきな・ゆき)さんが手がける。店名にあるティーダは沖縄の方言で「太陽」の意味。

 眞境名さんは中学3年生の時に長浜へ移住し、現在は介護士として働いている。3年前の子育て時期に世間から孤立している寂しさを覚えた経験が、15歳で沖縄から移住してきた当時に感じた不安や、仕事で知り合ったハンディキャップを抱える人たちの生きづらさにも共通していることに気づいたという。

 眞境名さんは「きっと同じ思いの人が多いはず。『そんなみんなの居場所をつくりたい』と決心した。自分のルーツでもある沖縄の料理を提供し、みんなの居場所となるような店を開きたいと考えた」と振り返る。

 子育て応援カフェ「LOCO(ロコ)」が主催する起業セミナーに参加し、「食を通して色んな人が『ゆいま~る(沖縄の方言で「人と人がつながる」「助け合う」の意味)』できてちょっと幸せになれる場所」をコンセプトに、メニュー開発などの準備を進めてきた。

 同店では「タコス2個入り」(650円)、「タコライス」(600円)、「ゆきねえの沖縄そば 大」(800円)などの沖縄料理のほか、週替わりで世界各国の料理を提供する。

 「沖縄には豚肉の三枚肉スライスがのる『沖縄そば』とスペアリブがのる『ソーキそば』があり、『ゆきねえの沖縄そば』には三枚肉とスペアリブの両方がのる。スープはかつおだしベース、麺は小麦粉で作り、沖縄でポピュラーな『照喜名そば』という縮れ麺とストレート麺から選べる。子どもや肉が食べられない人向けには『具なし』も用意する」と眞境名さん。「今回はチャレンジショップに挑戦するが、将来は実店舗を出す夢を持っている。年齢や国籍問わず、いろいろな人に来てもらえれば」と来店を呼びかける。

 営業時間は11時~17時。火曜・水曜定休。

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