長浜に4月29日、「三献の宿~木之本~」(長浜市木之本町)がオープンした。
宿は湖北地域に伝わるもてなしの作法、石田三成公の逸話「三献の茶」をコンセプトに掲げる。館内は「茶の湯の美学」を基本としていることから深い緑色を基調としている。同色をアクセントにした木のぬくもりを感じさせる客室は「日常を離れた穏やかなひとときを過ごしてほしい」という思いを反映。天然木・ヒバの風呂と信楽焼の専用露天風呂が付く客室「極(Kiwami)」をはじめ、「結(Yui)」「素(So)」(以上、各部屋定員2人)の3種・合計11部屋を用意する。夕食には近江牛や刺し身などが入る和食のコース3種から選べ、朝食には和食御膳のほか、地元で作られた漬物を提供する「お漬物バー」や県内の茶畑の茶などをそろえる「お茶バー」を提供する。
経営は、県内でスキー場など観光事業を手がける「奥伊吹観光」(米原市)。同社は「ふるさと夢公社きのもと」(木之本町)が昨年11月末まで経営していた「北近江観音路・己高庵」を全面リニューアルし、今回のオープンにこぎ着けた。
支配人の西川洋平さんは「前身の宿は30年前に建てられた。当時の家族や親戚で集まる文化に対応するための施設で主にファミリーを対象にしていた。大浴場を廃止し、各部屋に専用の風呂を設置するなど、大人が少人数でゆっくり過ごしてもらえるような現代のニーズに合わせた宿にリニューアルした」と話し、「湖北の食や酒、文化をゆっくり楽しんでもらえれば」と呼びかける。
宿泊の対象年齢は小学生以上。15時チェックイン、11時チェックアウト。宿泊料金は大人1人1万6,500円~(素泊まり、1室2人利用時)。今年の営業は12月6日までで、来年の3月下旬ごろに営業を再開する。