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米原「いぶき農園」が直売所 元美容師が育てるイチゴを販売

「あきひめ」「やよいひめ」

「あきひめ」「やよいひめ」

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 米原に1月10日、いぶき農園が手がけるイチゴの直売所(米原市長岡)がオープンした。

収穫前のイチゴ

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 代表を務めるのは長岡出身の寺田勺さん。関東で美容師をしていたが実家の農地を手放す話が持ち上がった際、Uターンを決意。1年間農業大学校で学んだ後、自らビニールハウスを作り、開業準備を進めていたが、資材高騰でハウスだけでなく管理システムまでも自分で作ることにしたという。

 SEの兄弟の協力や、一般のスマート家電をうまく取り入れることで専門業者や専用機器を使うよりも低予算で、ハウス内の環境を自動で管理できるスマート農業システムを作り上げた。これにより、作業を効率化でき、「より細やかなハウス内の温度管理やデータの蓄積ができるようになった」ことで栽培しているイチゴ「あきひめ」「やよいひめ」も中には糖度18度を超える甘さのものが育っているという。

 寺田さんは「子どもがおいしそうに食べてくれるのが、一番がうれしい。今後は、ビニールハウスを自主製作で、あと2棟増築する予定。光を通す太陽光パネルや熱で発電するシステムの導入なども検討している。イチゴの栽培がそこまで進めば、ブドウやハロウィーン飾りで使うカボチャなども栽培したい」と意欲を見せる。

 営業時間は10時~15時(売り切れ次第終了)。取り置きの予約にも対応している。

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