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長浜の移住者8人が手がける雑誌「サバイブユートピア」 最新号は「ヨメ」特集

イカハッチンプロダクション

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 長浜に移住した8人の女性が立ち上げた「イカハッチンプロダクション」が3月3日、雑誌「サバイブユートピアvol.2」を発売する。

雑誌「サバイブユートピアvol.2」

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 旧伊香郡の地域に移住した8人のメンバーが2021年に設立した同プロダクション。設立のきっかけは、現メンバーのうちの4人が木之本にある「山路酒造」で行われた「奈良漬け講習」に参加したことだったという。ウリやキュウリを仕込んでいる合間に、各自が「今後やりたいと思っている活動」「移住者として抱えている思い」を話し共感し合ったことから、「一緒に雑誌を作ろう」と意気投合した。昨年発売した創刊号は、地域内外の人から支援金を募り制作した。同誌では、メンバーの「好き」「考え」に触れることで、「読者がそれぞれの自分らしさ、生きやすさを求めてもらえれば」という思いを込める。

 最新号の内容は、メンバーで写真家の浅井千穂さん10周年を記念した巻頭グラビア「家族写真」、出産・育児経験があるメンバー3人によるお産座談会「母達の井戸端会議」のほか、湖北の暮らしをイラストで彩る「きのもと歳時記」、限界集落での暮らしを伝えるエッセー「限界集落ラプソディー」など、8人それぞれの専門分野や実体験を踏まえてつづる。

 メンバーの松浦すみれさんは「創刊号発売後に、編集後記の座談会ページを読んだ地元のお母さんたちから共感の声を多く頂いた。その時に『お嫁さん』として嫁いできた女性も移住者だったという気づきがあった。そんな女性たちのことを改めて深掘りしたいと思い、今号では『ヨメ』特集も収める」と話す。

 メンバーのワタナベユカリさんは「その特集テーマに関連して表紙や中にあるメインビジュアルでは、8人が『割烹着』を着ている。従来の『嫁』のイメージである『割烹着』を現代の女性たちがおしゃれに着こなし楽しんでいるイメージで衣装やシチュエーションを考えた。撮影で着用した割烹着は地元のお母さんたちに借りて、撮影は地元の『ヘアーサロン ヤマニ』で行った。創刊号でも8人のビジュアル写真に大きな反響があったので、今回もぜひ注目してもらえれば」とも。

 仕様はA5判、82ページ。価格は1,100円。オンラインストア「イカハッチン商店」、全国の書店で扱うほか、電子書籍でも販売する。3月2日まではオンラインストアで予約販売を行っている。

 長浜カイコー(長浜市北船町)で3月5日13時~16時、発売記念イベントを行う。トークショー(3部構成)、ワークショップ、ドリンク提供などを予定。参加無料。

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