4月で5周年を迎えた長浜の「まるい食パン専門店」(長浜市朝日町)が4月1日、「朝日町 春のコラボパン祭り」と題して、地域の店との限定コラボパンの販売を始めた。
店長の西村洋平さんは「木之本にある本店のつるやパンは、メディアの影響で『サラダパン』が有名だが、同じくらい歴史のある『サンドウィッチ』も人気がある。新しい店を出すことになり、看板メニューを考えたとき、地元の人が好きな『サンドウィッチ』にスポットを当てることした。つるやパンでは食パンを作ってなかったので、一から食パンを作ることになり、丸い形の食パンにした。当店では、お客さまからのオーダーが入ってからサンドイッチを作ることにした」と開店当時を振り返る。
丸い形の食パンは普通の食パンの約半分の時間で焼き上がり、耳の部分が薄くて柔らかい。サンドイッチに適しており、子どもでも高齢者でも食べやすいのが特徴。
「5周年は、コロナ時期ということもあり、地元の店とコラボして、地元の人が喜んでくれることをしたいと思った。協力してくれた店がいつも取り扱っていて、『お客さまが日常的に食べているものを、うちで組み合わせて一つのサンドを作る』ことを意識した」と西村さん。
コラボパンの第1弾(4月1日~6日)は「みたらし団子の抹茶ベイク」(松翁堂×鍋庄商店×つるやパン)、第2弾(同8日~17日)=「鳥宗コロッケサンド」(二葉屋×鍋庄商店×つるやパン)、第3弾(同19日~27日)=「サーモンさらだサンド」(鳥宗亭×鍋庄商店×つるやパン)。
現在は第2弾の「鳥宗コロッケサンド」(250円)を販売中。まるい食パンのサンドの具は鳥宗亭の看板メニューである牛肉コロッケ、レタス。ソースは鍋庄商店の濃い口しょうゆ醤油で作った照り焼きソースとタルタルソースを混ぜたものを使っている。販売時間は11時~(無くなり次第終了)。4月11日、12日、14日は販売休止。
「店がある朝日町は黒壁エリアの反対側、地域の人が行き交う場所。歴史のある街並みが残っていたり、長年営む店やヤンマーミュージアムなどもあったりする。5周年企画のパンを食べに来たことをきっかけに、いろいろ店をハシゴして、街の魅力を再発見してもらえたら」と西村さん。
営業時間は8時~17時。水曜定休。