米原市長岡で6月3日、「近江長岡蛍祭り」が4年ぶりに開催される。
米原市長岡では、大正末期から青年会が中心となりゲンジボタルを守る運動など保護への取り組みを行っており、1952(昭和27)年にゲンジボタルの生息域として国の特別天然記念物に指定され、観光名所にもなってきた。地元に愛され保護されてきたホタルの生息域である天の川流域は6月の発生最盛期に、ホタルの大群で川面が明るくなるという。
今年のホタルの生育状況からホタル鑑賞推奨期間は5月26日~6月4日としており、6月3日に旧山東小学校体育館で開催される「近江長岡蛍祭り」では、ミュージシャンによるステージショーやキッチンカー等の出店も予定する。
ホタルの発生状況は天候により大きく左右されるため、風のない蒸し暑い日の20時~21時ごろが見頃とされており、来場前に天候の確認を勧めている。
主催の近江長岡駅周辺地域活性化懇話会、田中眞示さんも「100年の歴史をもつゲンジボタルを守る運動を継続し伝えることも「近江長岡蛍祭り」の役目。その祭りにも移住者が出店するなどの新しい広がりが見えてうれしい。ゲンジボタルが飛び交う天の川の景色を見ながら、一味違う田舎の夜を体感してほしい」と参加を呼びかける。
開催時間は18時30分~21時。少雨決行。