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創業60年の中華・洋食店「一楽」が復活 2代目の長女が新たな店主に

自家製デミグラスソースをかけた「かつ丼」

自家製デミグラスソースをかけた「かつ丼」

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 和風中華・洋食「一楽(いちらく)」(長浜市高田町)が再オープンして、6月12日で2カ月がたった。

一楽の外観

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 祖父、父親と受け継がれてきた同店は10年前に閉店した。現在の店主、後藤麻妃さんは「祖父、父親が営んでいた中華料理店を復活させ、地元の人においしい料理を提供する場所をつくりたかった。昨年12月に不動産店から空き物件の情報を聞いたときに、これは自分がやるべきだと思った」と振り返る。オープンまでの期間は短く、「内装工事や厨房機器の手配など、知り合いの支えがなければできなかった」と後藤さんは言う。

 オープンしてから2カ月がたち、「子どもの頃、親に連れてきてもらった」「懐かしい味」「昔の味が再現できている」と、昔の常連客が懐かしんで来店しているという。

 メニューは、自家製デミグラスソースをかけた「かつ丼」(900円)や、卵3つを使った「オムライス」、「中華丼」(以上850円)、しょうゆ醤油ベースの「中華そば」(800円)などを提供。「祖父の手伝いをしていた当時の味を舌が覚えているから再現できている」と話す。

 後藤さんは「昔来ていた子どもが親になって子どもを連れてくる。町の常連が、これからも利用してもらえる店にしたい」と意気込みを見せる。

 営業時間は11時30分~20時。月曜定休。

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