飲食イベント「きのもと発酵横丁」が11月4日、長浜の日吉座(長浜市木之本町)で開催される。
2019年に始まった木之本のまちおこしプロジェクト「オカンのツボ」を取り仕切る団体「ツボのソコ」が企画した。これまでも木之本に根づく発酵食文化をテーマに展示会やトークショーなどのイベントを地元・木之本や東京で開いてきたほか、木之本の女性たちが作る発酵食品を詰めた「オカンの発酵便」をオンラインショップで販売するなどの活動に取り組んできた。
今回のイベント会場は元映画館で現在は仕出屋の「日吉座」。第1部は11時から、「漬物と発酵おかずのバイキング」(2,000円)を行う。バイキングの料理はブックカフェ「すくらむ」(木之本)が手がけ、地元の米農家「お米の家倉」の新米「ミルキークイーン」と「滋賀旭」のご飯と一緒に提供する。第2部は14時から、ブックカフェ「すくらむ」を営む女性たちと「お米の家倉」の家倉敬和さん、愛さん夫婦による「湖北の食卓」をテーマにしたトークショーを開き、日本酒や甘酒を振る舞う。会場では漬物や新米なども販売する。
「ツボのソコ」の藤谷法子さんは「バイキングでは、木之本漬けや生しば漬けなどの『漬物』を中心に肉類のおかずや新みそのみそ汁などを用意する。家倉さんの新米によく合うと思う」と話し、「湖北の主婦たちに代々伝わってきた発酵食。自然がもたらすそのおいしさを体験してほしい」と呼びかける。
開催時間は11時~15時。参加無料。予約方法は「きのもとのツボ」のホームページで確認できる。