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コロナ禍に始まった米原のイルミネーション 終息とともにファイナルへ

「ローザンイルミファイナル~ひかり奏でる丘~」

「ローザンイルミファイナル~ひかり奏でる丘~」

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 米原の観光庭園「English Garden(イングリッシュガーデン) ローザンベリー多和田」(米原市多和田)で10月7日、イルミネーション企画「ローザンイルミファイナル~ひかり奏でる丘~」が始まった。

新エリア「キャンディガーデン」

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 コロナ禍の地方の観光事業の復興を目的に2020年にスタートした同企画。今年5月に新型コロナウイルスが5類感染症に移行したことを受け、4度目の開催となる今年でファイナルを迎える。経営するメリーデイズの大澤健社長は「初めての開催を決意した2020年は他の観光地のイベントがことごとく中止となり、集客が悪とされるような風潮のまさに『コロナ真っただ中』。何が正しいのか分からない中であえて新しいことを始めるという挑戦だった。批判もされたが、予約や入場制限などの対策を毎年工夫しながら行い、コロナの終息と共に今回、ファイナルを迎えることができた」と振り返る。

 滋賀県は、「自然と歩みをそろえ、ゆっくり、丁寧に暮らしてきた滋賀の時間の流れや暮らしを体感することで心のリズムを整える新たな旅」を「シガリズム」と名づけ提案している。同施設のイルミネーションも滋賀ならではの「自然派イルミネーション」を特徴とする。イルミネーション会場は広大な敷地全体を使い、自然の地形や園内の樹木などを生かした「奥行きのある大規模な、ゆったりとした癒やしの空間」を、園内を歩きながら楽しめるようにした。

 毎年変化してきた演出やカラーバリエーション。今年のメインエリアの演出は日暮れを合図に鐘の音が鳴り響き始まる「時を刻む 白銀の森」。「妖精たちの光の庭」にある「奇跡の青いバラ」「七色に輝く祈りの木」では今年も、鐘を鳴らしたり専用のペダルを踏んだりすることで点灯を体験できる。今年登場した新エリア「キャンディガーデン」の菓子の世界も点灯し、「カラフルでポップ」な雰囲気を演出。「ひつじのショーンファームガーデンエリア」にはキャラクターを投影するなどの新しい演出も行う。コロナ禍には入場制限があった同エリアの施設も今年は自由に出入りすることができる。「銀河鉄道エリア」では「光のラベンダー畑」「星のぶどうハウス」「黄金の麦畑」など、園内の植物や地形と関連付けた演出を施すほか、「ひかるふうせん」などのグッズも販売する。

 広報担当の宮元智代子さんは「ファイナルだから特別というよりも、最後までしっかり『元気』と『癒やし』を届けたいという思いで酷暑の中、手作業で設営し、職員の力を合わせて準備してきた。最後まで世界観を楽しんでほしい」と呼びかける。

 開催時間は17時30分~21時(季節により変更あり)。火曜休園。イルミネーションは、10月・11月=金曜・土曜・日曜・祝日のみ、12月=火曜以外毎日(年末休業あり)に行い、1月以降はホームページで確認できる。料金は、大人=1,800円(ウェブ前売り=1,700円)、子ども=1,100円(同=1,000円)。2024年2月12日まで。

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