スペシャルティコーヒー専門店「COFFEE BASE NAGAHAMA(コーヒーベースナガハマ)」(長浜市高月町)が11月22日、長浜の国道8号線沿いにオープンした。滋賀県内初のフランチャイズ店となる。
京都市中京区内に本店を構える「コーヒーベース」は京都に3店舗、大阪と東京に各1店舗あり、同店は6店舗目になる。
店主は隣接する美容室「TAO(タオ)」を経営する久保賢志さん。20数年前、京都での修業時代に知り合った客が後にコーヒーベースを始め、その縁が今回の出店につながったという。久保さんは「親交が続いていた当時のお客さまが始めたカフェということで京都の店を訪れた。そこのコーヒーのおいしさにほれ込んだことがきっかけで、自分の美容室を移転する際に、隣接する敷地にこの店を出店したいと考えた。美容室のお客さまや地元の方に本格的なコーヒーを提供して喜んでもらえれば」と話す。店内は全店共通のコンセプトカラーである黒をベースにした内装に仕上げる。
コーヒー豆は本店で生の豆を輸入し、焙煎(ばいせん)している。エチオピアやブラジルなど異なる産地から12種類の豆を選ぶことができる。ドリップでいれる「シングルスペシャルティ」(ホット=600円、アイス=650円)や3種類の豆をブレンドした浅いりと深いりの「スペシャルティブレンド」(同=500円、同=550円)を中心に、フレーバーラテやエスプレッソ、スイーツなどを用意し、コーヒー豆の販売やテイクアウトにも対応する。各店のオリジナルドリンクやオリジナルスイーツがあり、12月19日からは同店初のオリジナルのスイーツ「ティラミスエスプレッソ」(600円)や韓国ではやっているという新ドリンク「アインシュペナー」(700円)などの提供を始めるという。
今年5月から、コーヒーのいれ方などを学ぶため本店で研修を受けてきたという店長の川嵜(さき)藍さんはコーヒーマイスターの資格を持っている。客の好みに応じて、コーヒー選びのアドバイスを行う。
川嵜さんは「お客さま一人一人に寄り添い、お好みを聞いてそれに近いものを提案することをコンセプトにしている。コーヒーが苦くて酸っぱくて苦手という方も相談してもらえれば。良い状態のコーヒーを飲むことでコーヒーを好きになってもらえればうれしい」と来店を呼びかける。
営業時間は10時~18時。月曜定休。店内は10席(テラス席は2席とベンチ)。