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長浜の伝統食を詰め込んだ弁当「繭の里」、賤ヶ岳リフト駐車場で販売

「丘峰喫茶店」の店主・堀江昌史さん

「丘峰喫茶店」の店主・堀江昌史さん

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 長浜の伝統食を詰め込んだ弁当「賤ヶ岳小箱『繭の里』」の販売が5月3日、賤ヶ岳リフト駐車場(長浜市木之本町)で始まった。

賤ヶ岳小箱「繭の里」

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 弁当を作るのは賤ヶ岳の麓にあり、現在休業中の「丘峰(きゅうほう)喫茶店」(木之本町大音)の店主・堀江昌史さん。「地域の名物に」という思いで考案したという弁当は、山登りやビワイチなどで持ち運びしやすいように長方形でコンパクトなサイズに仕上げている。弁当帯のデザインには、大音に今も残る「蚕の糸取り文化」や伊香具(いかぐ)神社に伝わる「羽衣伝説」をイメージし、繭や天女をモチーフにしたイラストを添える。

 内容は、アユのシソさんしょう煮、赤こんにゃくと国産牛しぐれ煮、えび豆、ワラビのわさび漬け、タケノコのかつお煮、だし巻き卵、うどの天ぷら、たけのこご飯、梅干しおにぎりなど、季節の食材を使った伝統食が入っている。今期、4月27日に営業を始めた同駐車場で登山客らを中心に販売を始め、初日は午前中で完売したという。

 堀江さんは「弁当に入れる食材は、賤ヶ岳に掘りに行ったタケノコ、自家製の無農薬米、沖島のエビなどを使っている。地域の食材や伝統食を食べることが地域の環境を守ることにもつながっていくと考えている」と話す。「県外から観光で来る人も多いので、湖北のおいしいものを食べてほしい。賤ヶ岳に登る人に山頂で食べてもらえれば」とも。

 価格は1,000円。販売は土曜・日曜・祝日の10時30分~(なくなり次第終了)。雨天中止。限定20個。予約はフォームからメールで受け付ける。

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