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米原のガラス工房「YANEURA」が移転 ガラス張りの路面店に

新工房とガラス作家・林和浩さん

新工房とガラス作家・林和浩さん

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 米原・伊吹の古民家ガラス工房「YANEURA(やねうら)」(米原市伊吹)が3月10日、移転オープンした。

ガラスのオーナメント

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 同工房はガラス作家・林和浩さんのガラス作品の制作場所として利用するほか、貸し切りで「ガラスのオーナメント作り」などのガラス体験を提供している。同体験は、地域に日帰り観光スポットが増えてきた2020年ごろ、「ガラス作りのワークショップを開いてほしい」という要望から始まり、移転後の現在も続けている。

 移転の主な理由は、工房スペースとして利用していた自宅2階を子ども部屋に充てるためと、増加する利用客に対応しプライベート空間と工房を分離する必要性から。特に年配客の来訪時に階段の利用が負担となっていたことや、大型ガラス作品の依頼が増えたことで、階段移動の困難さも移転を決断する要因の一つになった。

 新たな工房は2階建ての路面店で、面積は約56平方メートル。2年前から場所を探し始め、消防団仲間の縁で元商店の空き店舗を見つけた。DIYで約半年かけてリノベーションした。ガラス張りの明るい空間で、新たに駐車スペースも完備。「以前の工房とは雰囲気を変えた都会的な空間作りを意識した」という。ガラス張りの路面店になったことで来店客も増えたという。

 「内見に来た時、シャッターを上げてもらって初めてガラス張りだと知った。ガラス工房なので、そこがいいと思った。光がよく入って明るいところも決め手だった」と内見した時の様子を振り返る。

 今後新たに挑戦したいこととして、ガラス作品の展示販売と、自らいれるテイクアウト専用のコーヒー販売を挙げる。林さんは「コーヒーはとてもいいコミュニケーションツール。ガラスだけだと入りにくくても、コーヒーがあれば入りやすい」と話し、コーヒーを通じたコミュニケーションで地域とのつながりを深めたいと考えているという。

 「新しい工房は自分にとっても、制作しに通ってくれている人にとっても集中して作業ができる場所にしたい」とも。

 営業は金曜・土曜・日曜の10時~17時(予約制)。インスタグラムのダイレクトメッセージで予約を受ける。ガラスのオーナメント作り体験(約2時間)は5,500円。

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