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長浜の葛籠尾崎湖底遺跡で縄文土器 県の調査で水深60メートルから発見 

無人潜水機で潜った水深約60メートルの場所で新たに縄文土器を発見した

無人潜水機で潜った水深約60メートルの場所で新たに縄文土器を発見した

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 滋賀県が11月25日、琵琶湖北部の葛籠(つづら)尾崎湖底遺跡(長浜市湖北町)で縄文土器が見つかったと発表した。

無人潜水機の投入の様子

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 今年10月、県は竹生島の北側沖にある同遺跡の調査を行い、無人潜水機で潜った水深約60メートルの場所で新たに縄文土器を発見した。ほぼ完全な形で発見された土器は、縄文時代早期の約1万1000年のものと推定された。これまでに発見された最も古い土器は約1万年前のものだったことから、この土器は、この遺跡で最も古いと見られる。 調査では、ほかにも古墳時代中期の土器6つなどが見つかっている。

  尾上自治会が管理している「葛籠尾崎湖底遺跡資料館」では、過去に見つかった縄文時代から弥生時代の土器を常時40点ほど展示している。事前予約の電話があった時にだけ開放している。

 同館のボランティアを務める旅館「紅鮎(べにあゆ)」(長浜市湖北町尾上312、TEL 0749-79-0315)の山本享平さんは 「地域で守ってきた土器を後世にも受け継いでいきたい。興味がある人は問い合わせの上で見に来てもらえれば」と呼びかける。

 入場料は200円。予約制。

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