木之本の北国街道沿いにある「山路酒造」(長浜市木之本町)が7月15日、純米酒と純米吟醸酒「北国街道」の2本セット「はじめまして、北国街道です。」の販売を始める。
1532年創業。現存する酒蔵の中では、滋賀県内で一番古く、日本でも4~5番目に古い歴史を持つ。有機質肥料を主体に減農薬によって栽培され、滋賀県の環境こだわり農産物に認定の「玉栄」、地元米原で栽培された「山田錦」などの酒米を使い酒造りに取り組んでいる。
看板商品の「北国街道」を「まだ知らない人に知ってほしい」と、試しやすいサイズの同セットを企画。セットの発売を皮切りに「店の商品全体のイメージ統一を図る」目的でラベルのデザインをリニューアルする。デザインを担当したのは「仕立屋と職人」の石井挙之さん。同店で人気がある「桑酒」の丸いラベルに合わせて日本酒には珍しい丸いラベルにして統一感を出し、柔らかい印象に仕上げた。ラベルデザインには酒米の稲穂を描き、商品名には堅苦しくない文字フォントを採用。「日本酒離れが進む中、少しでも手に取ってもらいやすくなれば」という思いを込める。今後も新しいラベルにリニューアルした商品が増えていく予定。
同店の山路祐子さんは「既存の『北国街道』は一升瓶や720ミリリットルだけだったので、以前から『土産にできるが小さなサイズが欲しい』と観光客から言われていた。まだ飲んだことがない方にも気軽に手に取ってもらえれば。気に入れば大きいサイズを買ってもらえるとうれしい」と呼び掛ける。
価格は1,650円(180ミリリットル×2)。営業時間は9時~18時。水曜定休。