広告企画

【募集終了】滋賀・長浜市が「地域おこし協力隊」を募集中!現役・OBの体験談から「協力隊のリアル」を特集

提供:長浜市市民協働部 制作:長浜経済新聞

  • 257

  •  

歴史と文化の薫りが漂うまち 滋賀県長浜市

琵琶湖

長浜市は、国内で最も大きな湖である琵琶湖を有している滋賀県の北東部に位置しています。天下統一を果たした豊臣秀吉の出世城といわれる「長浜城」があることでも知られています。

長浜城

中心市街地は、黒壁スクエアを中心ににぎわっており、「有名シェフによるレストラン」や「地元産のおがくずを使った温浴施設」など魅力ある店舗の出店が相次いでいます。また、中心市街地を少し外れるとのどかな田園風景が広がっており、琵琶湖には多くの水鳥が集うなど自然豊かな地域でもあります。

長浜曳山まつり

400年以上の歴史を持つ「長浜曳山まつり」をはじめ、約450の指定文化財があるなど、多くの歴史資源・文化資源があるのも特徴です。

「地域おこし協力隊」募集中!

2021年度(令和3年)の「地域おこし協力隊」の募集が4月30日から始まりました。(6月7日締め切り・選考結果は7月中に発表。)

それぞれの活動内容や求めている人物像などを長浜市市民活躍課協働推進係の寺村定晴さん(以下、寺村)に聞きました。

「長浜を気に入ってくれて、一緒に活動してくれる人に来てもらいたい!」

寺村さん

1. 移住・関係人口の創出に向けたPR事業

寺村「新型コロナウイルスによって地方移住に注目が集まっています。移住促進に向けて長浜市の魅力発信や移住の受け入れ体制を整えるために活動してもらえたらと考えています。田舎暮らし体験の企画や移住者が孤立しないよう移住者同士のネットワーク形成などに取り組んでいただきたいです。人と人との繋がりを大事にしている方に来てもらえたらと思います。」

2. ふるさと納税の拡大に向けた特産品開発

寺村「長浜市は今年度からふるさと納税の取組みに力を入れています。ふるさと納税を通して長浜市の魅力を伝え、ファンになってもらえる人を増やしていきたいと考えています。ストーリー性のある返礼品や長浜市の魅力を感じてもらえるような体験などを含めて、どのようなものが返礼品にできるのか地域に入り込んで発掘してもらいたいです。生産者の思いをストーリー化できる方、埋もれている地域の資源を発掘してもらえる方に来てもらえたら嬉しいですね。」

3. 空き家を活用したネットワークづくり

寺村「空き家の活用は、特に地域に密着した活動になります。活動地域である田根地区は過疎化・高齢化などの問題をかかえながらも、これまで慶應義塾大学やマサチューセッツ工科大学の学生と一緒に地域づくりに取り組んでこられました。これまでの取組みを踏まえつつ、空き家を企業のサテライトオフィスや大学のサテライトキャンパスなどとして活用することで、関係人口を増やし地域の活性化に繋がるよう取り組んでほしいです。」

ー田根地区について

田園風景

長浜市の旧浅井町に位置する田根地区。山裾に集落が点在している地域で、自治会が13あり人口は1,500~1,600人、JR河毛駅から車で10分ほどの場所です。小谷山の南麓にある小さなため池の「西池」には、冬季に多くの水鳥が訪れます。

田根には未来に繋がる種(タネ)がある。地域全体が活動のフィールドに。

田根地区では、2007 年から慶應義塾大学やマサチューセッツ工科大学(MIT)を中心とした国内外の大学との協働ワークショップをはじめ、シンポジウムの開催やホームステイの受入、さらに映画製作など、これまで様々な活動を行ってきました。地域の人が大学生を受け入れる土壌があり、田舎なんだけど少しちがう...そんな場所です。

西池

「田根地区・地域づくり協議会」の代表理事を務める川西章則さんは、田根地区について、「例えば東京の人が年に数回、田根に来てリモートワークするなど、1つの活動拠点として地域を利用してもらえれば。関係人口が増えることで地域が活性化に繋がるとうれしいです。協力隊の方にはそのネットワーク作りをしてもらいたいと思っています。田根地区は山に囲まれ山裾に集落が点在、田園風景が広がり自然環境が良い。こんな素晴らしいところは他にないと思います。私は自分の住む地域にハマっているんです」と語ります。

田根地区・地域づくり協議会の川西さん(写真:左)と中嶋さん(写真:右)

活動と出産育児の両立を実現している「現役協力隊」中山恵梨子さんにインタビュー

中山恵梨子さん

Q1. 協力隊以前の経歴を簡単に教えてください。

中山さん:栃木県出身で、大学で東京にでて「山間地域の生活道具を作る技術の文化的継承」をテーマに学んでいました。その後、富山で就職し、商品開発・企画の仕事をしていましたが、もっと深く勉強したいと思い、金沢の大学院に行きました。大学院卒業後は地域資源を活用した商品やコミュニティ作り、またそのPRを担う拠点として店舗運営を構想していました。

Q2. 協力隊に応募しようとしたきっかけは?

中山さん:人の縁で長浜市を知り、調べていくうちに興味を持ちました。そのときに、たまたま、ながはま森林マッチングセンターが行っている就労実践の募集があったので、それに半年間参加しました。ちょうど就労実践が終わる頃に協力隊の募集が始まり、声をかけてもらいました。

Q3. 協力隊の魅力や応募した決め手は?

中山さん:協力隊の募集テーマは「在来種のお茶の活用」でした。地域資源を活用した商品作りをしたかったので興味を持ったのと、卒業後に自立できるよう「お茶以外の地域のこともやらせてほしい」とお願いしたところ了承いただけたので決めました。

通常は、地域の人との物作りはコミュニケーションが大事なので、時間がかかるにも関わらず、「早く商品化して利益になること」が必要とされますよね。協力隊は利益追求型でなく、じっくり時間をかけて商品作りに取り組めることや一定の報酬を貰い、生活の心配がいらないところが魅力でした。

Q4. 今どんなことに取り組んでいますか?

中山さん:大きく分けると、「お茶について」、「地域資源の商品作りのサポート」、「地域の技術継承」の3つに取り組んでいます。始めの1年は地域の中での繋がりづくりに時間がかかりました。その中で自分の活動拠点を探っていき、1年目の半ば過ぎから菅並、菅浦、古橋の3ヶ所をメインに活動することに決めました。

活動の様子

菅並では耕作放棄された茶畑を整備して子供たちにお茶文化を伝える場にしました。菅浦では管理をやめたお茶の木を整備して、去年は和紅茶と烏龍茶を作りました。

地域資源の商品作りでは、獣害や高齢化で放棄されていた菅浦のはっさくやみかんなどの柑橘の青果を流通させるとともに、加工品としてジャムを作りました。地元の人にも手伝ってもらい、地元の中で経済が回る仕組みを目指しています。

はっさくジャム

また、この辺りに生活道具を作る技術はないかと思って探していたところ、「小原かご」に出会いました。小原かごを作れる人が1人しかいないと知って、PRではなく作り手として携わることにしました。

小原かご

Q5. 活動の中で嬉しかったことは?

中山さん:昨年7月にえきまちテラスで「和紅茶」の試飲会をしたら、すごく好評で自信がつきました。その後、販売してほしいという問い合わせが多くあったのですが商品化はしていなかったので、今年は商品化を目指しています。

和紅茶の試飲会

Q6. 活動時間外について教えてください。

中山さん:活動時間外の収入(副業)も認められているので、着任直後の2019年6月に古民家を改装したカフェを運営開始。今では協力隊で携わった活動の広報の場、販売の窓口の拠点になっています。

Q7. 出産・育児との両立について。

中山さん:協力隊になる前に結婚して、協力隊期間中に妊娠・出産をしました。市役所の人が産休や育休に対応するよう制度を変えていただいたので、それを利用しています。最長1年間、休むことができますが、私は産休・育休合わせて3ヶ月休みました。赤ちゃん連れでの活動に理解がある人も多かったので早く復帰できたと思います。現在は2人目を妊娠中で、任期が延長になるので、卒業予定は2022年末~2023年春頃の見込みです。

中山さん

Q8. 卒業後の目標は?

中山さん:地域資源を使った商品作りを広くやっていきたいです。カフェについては任せられる人を見つけて本格的に運営をしていきたいです。

Q9. アドバイスは?

中山さん:市役所の人、に対し、積極的に自分からコミュニケーションをとることが大事だと思います。長浜市役所の人はサポートが手厚く、柔軟に対応してくださるので助けられました。

「協力隊OB」の山瀬鷹衡さんと植田淳平さんによる「飾らない・ホンネの対談会」

地域おこし協力隊は現役・OBの交流があります。着任後も関わりがある第一期、第二期のお2人に当時を振り返り、「ホンネの対談会」をしてもらいました。

山瀬さん

2017年5月~2020年6月末
滋賀県出身。大学進学で大阪へ。大阪の広告代理店で就職。その後、第二期長浜市地域おこし協力隊に着任。着任中に地元の仲間6人で「ONE SLASH」という団体を設立。加えて卒業後の現在は「うるう」という屋号でデザインやライティング業務をする他、ボードゲームスペース「RESPAWN(リスポーン)」を経営している。

植田さん

2015年12月~2018年11月末
岡山県出身。東京のIT企業に就職。その後、第一期長浜市地域おこし協力隊に就任。

卒業後に合同会社MediArtを設立。2021年には地域のハッピーニュースを届ける「長浜経済新聞」をスタート。

ー協力隊応募のきっかけについて

植田(以下、植)「協力隊になったきっかけは?」

山瀬(以下、山)「地元がこっちで、18歳のときに大学進学で大阪に。元々30歳には地元に戻ろうと思ってたんです。29歳の時に、たまたま長浜市の協力隊の募集があることを知りました。」

植田(以下、植)「僕は東京で住んでたシェアハウスの友人から『こんなのあるよ』って教えてもらったのが長浜市の協力隊で、テーマの文化芸術の企画振興策の立案というのにもビビッときて応募したんだよね。」

「山瀬くんはなんていうテーマの募集だった?」

「エクスペリエンスマネージャー(体験メーカー)というテーマでした。起業型やUターンオッケーなところがよかったです。」

ー活動について

「具体的にはどんなことをしたの?」

「地域の魅力を使って、イベントの企画や情報発信をするというものだったから、『コホクニ』という湖北の人を紹介するウェブメディアを作りました。あとはこの取材を通じて繋がった人とイベントの企画とか、色々しましたよ。」

ウェブメディア「コホクニ」山瀬さん

ー困ったことやうれしかったことについて

「協力隊をして困ったことやうれしかったことはある?」

「困ったことはなかったです。エクスペリエンスマネージャーとしてはじめの2~3ヶ月にいろんな人と出会って、『地元に面白い人がたくさんいる』ってことを知れたのがうれしかったです。『同時になんでこんなに面白い人がいるのにみんな知らないんだ!』というのが原動力になって、その思いからコホクニを始めたんです。」

ー卒業後の現在の活躍について

「卒業後の今、どんな感じで働いてる?」

「午前中は田んぼ、昼間はデザインやライティング、夜はリスポーン。月曜日は完全休みにして家族と過ごす時間に。娘と遊んでます。」

「すごい働いてる!僕は任期中にクラウドファンディングのサポートをしたことをきっかけに卒業後に会社を設立して、今年からは地域のハッピーニュースを取り上げるウェブメディア『長浜経済新聞』を始めた。毎年新しいことにチャレンジしている。」

BBCテレビ局で特集番組が放送  植田さん

ー応募を検討している人に向けて

「協力隊に応募するのを悩んでいる人は、一度長浜の雰囲気を感じに遊びに来てもらいたいですね。」

「あとは私たち2人も進行・相談役として参加する『協力隊』オンライン相談会を開催するので、もし興味がある方がいれば、お気軽に参加してください!」

先にご紹介した現役協力隊の中山恵梨子さんも説明会に参加します!

現在、滋賀県長浜市では、現在、移住・交流やふるさと納税の促進、空き家の活用を目的として新たに4名の地域おこし協力隊を募集しています!【6月7日(月)応募期限】

オンライン説明会のご案内

5月29日(土)13時~14時40分まで Zoomでオンライン説明会を開催します。

■日時
2021年5月29日 (土) 13:00 ~ 14:40 ※ 開始5分前にお集まりください

■開催場所
オンライン (オンライン会議ツール ZOOM)
※Zoom参加URLは、申込して頂いた方に別途ご案内します

■定員
30名

■参加費
無料

■プログラム

13:00

開会・挨拶

13:05

インタラクション(アイスブレイク)

13:15

市役所から協力隊の制度説明(協力隊とは)

【第1部】

13:20

先輩協力隊から長浜市のご紹介

13:30

現在の活動について
現役協力隊 中山 恵梨子さん
卒業後してから
協力隊OB 山瀬 鷹衡さん

【第2部】

13:50

協力隊募集の概要
1. 空き家活用
2. ふるさと納税
3. 移住・交流

14:10

質疑応答等の交流タイム

14:40

終了

応募先・お問い合わせ先
長浜市市民協働部市民活躍課 地域おこし協力隊担当:北村、寺村
〒526-8501 滋賀県長浜市八幡東町632番地
電話:0749-65-8711 Fax:0749-65-6571
E-mail:katsuyaku@city.nagahama.lg.jp

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース