カナダの人気レストランチェーン店のシェフやスタッフ約100人が6月2日、発酵文化に触れることを目的に木之本を訪れた。
「3Chroma(スリークローマ)」(米原市)が手がけるインバウンドツアー事業「Biwako Backroads(ビワコ・バックローズ)」がコーディネートした今回の訪問。公益財団法人「びわこビジターズビューロー」(大津市)の橋渡しなどがあり実現したもので、代表の松井ライディ貴子さんがコーディネートした。
松井さんは、ミシガン州の大学院で修士号を取得後、12年間、アメリカに滞在し、通訳等などで就業。2006年(平成18)年に帰国後、製造業で通訳や海外展開支援に従事。2012(平成24)年に独立し同社を立ち上げた。行政からの要請でインバウンド対応が増える中、ウェブやパンフレットだけではインバウンドのニーズに限界があると感じ、2019年にツアー事業を始めた。
当日は参加者を「酒」「しょうゆ」「発酵」の3つのテーマ・5グループに分けて時間差で町を巡った。会場の一つである明楽寺では、境内で地酒や漬物、ふなずしなどを試食し、しょうゆシロップやサラダパンなども味わった。参加者の一人は「今回の日本滞在で一番の思い出になった。地元の人々と直接対話できた機会が印象に残った」と話す。発酵食品や地産地消の取り組みや、地域の人との会話から寺が地域コミュニティーのハブとして機能していることに関心を示していた。
松井さんは「参加者の様子を見て、改めて木之本が持っている魅力を再確認することができた。今後も地域とのつながりを大切にして、インバウンドに魅力を伝えていきたい」と意気込む。