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【イベントリポート】「木之本 暮らしの中の発酵展~夏の発酵Week 2022~」

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長浜のきのもと交遊館(長浜市木之本町)で8月11日、企画展「木之本 暮らしの中の発酵展~夏の発酵Week 2022~」が始まった。

同展は木之本の「おかん」が代々受け継いできた発酵食品の魅力を地域内外の人たちに伝えるためのもの。主催は発酵食品のサブスク「おかんの発酵便」を手掛ける「ツボのソコ」のメンバー。

展示内容について、前日の会場設営の裏側も含めてリポート。

展示のイメージは「漬物小屋」


作業風景

雑多な雰囲気の「漬物小屋」をイメージして、釘を使わずに結束バンドで木をつなげて会場を設営。手前にあるタペストリーは今回のテーマである「夏の発酵」にちなんだイラストだという。


作業風景2 デザイナー・桐畑さん(左)

同展のロゴ、飾られるタペストリー、その他、空間全体のデザインも含めて、デザイナーの桐畑さんが担当した。昔ながらの「発酵」が、デザイナーの手で現代アートな印象に仕上げた。


完成

実際に「おかん」が発酵食品を作る時に使う道具や材料の展示や木之本の新名物を目指す「木之本漬け」の作り方を写真付きで紹介している。


おかんの道具

木之本発の発酵食品のサブスク「おかんの発酵便」の紹介コーナーでは、春と夏の発酵食をイラストレーター・松浦すみれさんがイラストで綴った「発酵新聞」など展示している。


おかんの発酵便

夏の発酵食品の中でも特に、木之本の新名物を目指す「木之本漬け」を大きく取り上げている。


木之本漬け

「木之本漬け」とは、「冨田酒造」の酒かすと「山路酒造」のみりんかすを材料に使い、2年漬けた奈良漬けのことをいう。写真付きで作り方の工程を知ることができる。


木之本漬け2

昔に比べると、同地域でも発酵食品を手作りする人が減ってきているという。主催「ツボのソコ」のメンバー・藤谷さんは、「この展示を見て自分も発酵食品を作ってみようかな」と思った方は、「ぜひ挑戦してみて欲しい!」と話す。


おかんの発酵便夏号(木之本漬け、らっきょう漬け、みょうが漬け、発酵冊子夏号)

「木之本漬け」が入る「おかんの発酵便」の夏号はこの8月中旬頃に立ち上がるオンラインショッ「ホレボレ滋賀」で数量限定で発売予定だという。


甘酒

初日限定で長浜・「湖のスコーレ」に拠点を構える「ハッピー太郎醸造所」の甘酒を来場者に振る舞った。


来場者の様子

初日は祝日ということもあり、遠方からも多くの人が訪れた。展示は8月25日まで。

イベント特製「発酵ポストカード」


ポストカード(左から「木之本漬け」「らっきょう漬け」「常滑焼のツボ」)

同展開催を記念して、会場で飾られているタペストリーと同じデザインのオリジナルポストカード3枚セット(350円)を販売している。

企画展の概要


主催の「ツボのソコ」メンバー

企画展「木之本 暮らしの中の発酵展~夏の発酵Week 2022~」
開催日時:8月11日~8月25日 10時~16時
会場 きのもと交遊館
長浜市木之本町木之本1118
TEL 0749-82-6311

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