長浜市民体育館(長浜市宮司町)で7月25日、「フラッグフットボール体験会」が開催される。
対象は小学4~6年生の男女。初めにルール説明を行い、ボールの投げ方、体の使い方を習得。最後に40分のミニゲームを行う。参加者にはボールを1人1個、進呈する。
フラッグフットボールはアメリカンフットボールが起源。「タックル」の代わりに「腰に付けたフラッグを取る」のがルールなので、体への接触がなく、ヘルメットや防具を着けないのが特徴、安全なので子どもでもできるという。試合は5対5、男女ミックスで行う。自ら能動的に作戦を考えることから「アクティブラーニング」の要素があり、コミュニケーション力や体力の向上にもつながるといわれている。文部科学省が定めている「新学習指導要領」に掲載され、小学校体育の半必修科目にもなっている。
イベントを主催する長浜フラッグフットボール協会の伊藤和真さんは「実は長浜は日本でアメリカンフットボールを一番初めに始めた発祥の土地。アメフト業界の第一人者には長浜の人が多く、日本人で初めてNFLに挑戦したのも長浜の人。子どものスポーツ人口が減っていく中、子どもたちがスポーツをする受け皿を作りたい。年内にあと2回、この体験会を開く予定で、来年には子どものフラッグフットボールのクラブチームを作りたいと思っている」と今後の展望を語る。
「2028年ロサンゼルスオリンピックの競技にもなっているので、小学生が今から始めた場合、オリンピック出場の可能性もある。体験会では、ルールを知らなくても楽しんでもらえるようにしている。女の子も男の子も関係なく気軽にどうぞ」と参加を呼び掛ける。
開催時間は9時30分~11時30分。参加料は100円(保険料)で、事前申し込みが必要。