米原の奥伊吹モーターパーク(米原市甲津原)で7月24日、「未来を描こう青空教室~新たな自分に出会おう~」が開催された。
対象は長浜市・米原市の小学5・6年生児童。当日は、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の宮里光憲さんによる宇宙をテーマにした講演会、NAFT(名古屋大学宇宙開発チーム)によるスペースバルーン打ち上げ・VR体験・モデルロケット打ち上げ、大阪工業大学によるソーラーカー走行見学など、専門家による「深い知識」「最先端の技術」を学べるプログラムを用意した。
主催する長浜青年会議所・次世代教育創造委員会の山中貴司委員長は「新しい教育概念として『Educate(エデュケート)0→1』というスローガンを掲げている。5カ年構想で、5年間で新しい教育概念を確立することを目指す」と話す。
「『いい学校を出て、いい会社に就職して』という、安定だと思われていたものが変わりつつある。『ゼロからイチを生み出せる人材』が湖北地域では必要になってくると思い、初回のイベントは『既成概念の壁を取っ払おう』をテーマに、今までの常識に疑問を投げ掛ける内容に。子どもたちに見せる舞台として宇宙を選んだ。VRを使った宇宙への小旅行体験などさまざまなコンテンツを用意した。最後は子どもたちでミーティングをして各自の考えをアウトプットする時間も設けた」
「この教育の取り組みを他府県の団体や企業に注目してもらうことができ、『人・モノ・金』が集結できる仕組みづくりにもつながれば」と期待を込める。