長浜に11月13日、eスポーツスクール「LG eスポーツアカデミー」(長浜市八幡中山町)が開講した。
同スクールは長浜を拠点にスクール事業を展開する「イケダ光音堂」と県内唯一のeスポーツチーム「LAKE GAMING(レイクゲーミング)」を運営する「enRarge(エンラージ)」が共同で立ち上げた。eスポーツは「Electronic Sports(エレクトロニック・スポーツ)」の略称で、コンピューターゲーム(ビデオゲーム)をスポーツ競技として捉える。ゲームでの「対戦」はスポーツ競技での「試合」に当たる。スポーツ選手のように大会に出場・賞金を稼ぐなど職業として活動する選手もいる。今年の東京オリンピックのプレイベントでも実験的にeスポーツが競技として採用された。
講座では「eスポーツを通じて子どもたちの社会性を育む」をコンセプトに「LAKE GAMING」の選手が講師を務める。対象は小学生~高校生。90分の授業では「講義」「eスポーツ体験」「体験を通じての講評」を行う。ゲームのスキルやテクニックといった部分ではなく、ゲームを通じて得られる考え方にフォーカスして「コミュニケーション能力」「課題解決能力」「情報発信力」の3つを軸に、社会で生きてくための能力を身に付けていくという。
イケダ光音堂の池田洵一社長は「これまでも音楽、英語、プログラミングのスクールを展開してきた。それらのコンテンツ同様に『eスポーツ』も長浜にいながら『世界とつながれるスキル』を身に付けられるコンテンツだと思い開講することにした」と話す。
同スクール担当の藤川幸久さんは「ゲームは悪、役に立たないというイメージがあるが、この新しい形の学びから得られることはたくさんある。ここで鍛えた力を学校の勉強やビジネスにも役立ててもらい、自分らしい生き方を実現していってほしい」と受講を呼び掛ける。
レッスン料は、月謝=1万1,000円(90分・月2回)。入会金は1万1,000円。レッスン期間1年間(全24回予定)。土曜開催。申し込み方法はホームページから確認できる。