長浜に移住した8人の女性が立ち上げた「イカハッチンプロダクション」が3月1日、長浜市役所で会見を開き、雑誌「サバイブユートピア」の創刊と記念イベントの開催を発表した。

雑誌「サバイブユートピア 」

　旧伊香郡の地域に移住した8人のメンバーが設立した同プロダクションは、地域内外の人から支援金を募り制作した雑誌「サバイブユートピア」を3月3日に創刊する。仕様はA5判、オールカラー70ページ。内容は「湖北の暮らしを彩るイラスト歳時記」「仏像への思いを描くエッセー」「女性の体ケアについて」など、8人それぞれの専門分野をテーマにつづる。

　創刊当日の20時～21時30分、創刊オンラインイベント「過疎地域に移住したオンナたちによる、ひなまつり座談会」をZoomで開催。制作裏話などを話すという。参加無料。発売を記念して、4月23日には木之本スティックホール（長浜市木之本町木之本）で養老孟司さんをゲストに迎え、特別講演会「養老孟司先生、ようこそ私たちのユートピアへ」を行う。開催時間は14時～16時。参加無料。

　メンバーの船崎桜さんは「この本に詰め込んだ私たちの『好き』に触れてもらうことで、手に取ってくれた人たちが、それぞれの自分らしさ、生きやすさを求めてくれるといいなという願いを込めて制作した」と話す。

　価格は1,100円。オンラインストア「イカハッチン商店」のほか、長浜文泉堂（大宮町）など全国の書店で扱う。