長浜八幡宮(長浜市宮前町)で6月14日、アジサイの花手水が始まった。
同宮は2020年の新型コロナウイルス感染症のまん延をきっかけに手水舎のひしゃくを撤去し、アジサイを浮かべた花手水を始めた。境内に咲く1000~2000株のアジサイを使い、花が咲く7月上旬ごろまで飾るという。
権禰宜(ごんねぎ)の織田敦さんは「本来、手水舎は手を清めるところだが、コロナの感染予防でひしゃくを撤去することにした。『アジサイを見ることで心を清めてもらえれば』という思いで始めて、今年で3年目。花手水を見た参拝者からは『きれい』という声を頂いている。写真を撮ってインスタグラムなどのSNSに投稿してくれているようだ。今年はちょうど今日、花手水のアジサイが水面を埋め尽くし完成した」と話す。
同日から茅の輪も設け、半年に1回行う「茅の輪くぐり」も始まった。「茅の輪くぐり」は半年間の罪汚れを祓(はら)い清め、疫病にかからず無病息災を祈るもの。30日17時からは「夏越の大祓(はらい)式」を行う。