長浜にデザインセンター「長浜カイコー 」(長浜市北船町)がオープンして3カ月が過ぎた。

長浜カイコー 外観

　同施設は2月、「えきまちテラス」1階に設置された公設民営のデザインセンターで、「デザインやアートに触れる」「新しいアイデアを形にする」ことを目的としている。デザインに関する相談窓口の設置や、デザインを市内の事業者や住民に親しんでもらうための講座やワークショップなどを企画している。

　同施設では、さまざまな立場の人が交流する拠点として、「ワークスペース」「シェアオフィス」としての機能も提供。ワークスペースはリモートワークや自習などに利用でき、飲食物も持ち込める。施設内には複合機や写真用プリンター、ラミネーター、写真撮影機材などの貸し出し備品のほか、キッチンスペースやドリンクバーなどを設けている。

　6月20日には、 施設利用の月額会員の募集を始めた。オープンスペース、オンラインブース、個室が使える「ベーシックメンバ－」（ 1万6,000 円／月）、オフィスとして個室を専有することができ、荷物や仕事道具を置くことができる「個室メンバー」 （2万3,000 円／月）があり、月額会員には「学生割引」や個人事業主の届け出や法人登記から3年以内の企業を対象とした「起業応援割引」があるほか、月 1 回、2 時間程度、専門家にデザインに関する相談することができるという。

　同施設の荒井恵梨子さんは「長浜カイコーは新しいアイデアや交流を生み出すハブのような場所を目指している。普段と違う環境で仕事や勉強がしたい在宅ワークやフリーランスの方、学生さんなど、いろいろな層の方に使ってほしい」と呼びかける。

　開館時間は10時～18時（月額会員は6時～22時）。日曜・祝日定休（月額会員は利用可）。