長浜の合歓の里(長浜市木之本町)で9月5日から、写真展「土倉鉱山の思い出」が開催される。
長浜市木之本町金居原にあり、57年前に閉山した土倉鉱山での暮らしを捉えたネガフィルムを現像し、約170点の写真を展示する。
主催する「ながはま森林マッチングセンター」の橋本勘さんは「過去に『金居原フィールドワーク展』『土倉の森博』などで土倉鉱山操業時の写真を展示し、当時を知る来訪者に話を聞くことがあった。『後世に語り継ぐ歴史として、それらを記録として残しておく必要があるのでは』という意見が『金居原フィールドワーク』のメンバー内から出てきたことが、今回の写真展開催のきっかけになった」と話す。
「当展では、これまでに展示していた写真に加え、新たに見つかった写真を展示する。土倉鉱山操業時に関わっていた人には多くの写真で記憶をよみがえらせていただき、話を聞かせていただければ。今は誰も住んでいないこの場所に、約60年前に1000人を超す人々の暮らしとそれを支える産業があったというダイナミズムを感じていただければ」と来場を呼びかける。
開催時間は10時~16時。入場無料。9月11日まで。