長浜の「古着と日用品 tetra(テトラ)」(長浜市宮前町)が8月23日、共同出荷グループ「Nagahama(ナガハマ) おてまいり屋」のロス野菜の販売を始めた。
レディース、メンズを問わず欧米を中心とした古着や日用品を取り扱う同店。「おてまいり屋」の野菜は栽培期間中に農薬や化学肥料を使わずに育てている。販売は火曜11時~。ロス野菜がない場合、販売は行わない。販売の有無は当日のインスタグラムのストーリーズで知らせる。
「おてまいり屋」の山田陽子さんは「売れ残りの野菜なので、鮮度が落ちていることから値段を下げて販売しているが、野菜作りの手間隙を考えると、この値段では売れないくらい安い値段になっている。通常販売店に並んでいる『おてまいり屋』の野菜は鮮度が高く、味もさらにおいしいので、これをきっかけに日常的に販売店で『おてまいり屋』の新鮮な野菜を手に取ってもらうきっかけになれば」と話す。
テトラ店主の池田友紀子さんは「山田さんから『おてまいり屋』の野菜が売れ残った際、生産者に返却されたり、廃棄されたりしていることを聞き、一消費者として、このロス野菜を買いたいと思ったし、他にも買いたいと思う人がいると思ったことから、週1回の販売を決めた。ロス野菜なので、量や種類は限られている。ありがたいことに初日は売り切れになった」と話す。「買い物は投票と言われている。値段が安いとか高いとかだけでなく、地元の応援になる地産地消や環境問題などにも目を配り、一人一人が買うものを選択していければ世界を変えることができると思う」と利用を呼びかける。
営業時間は11時~17時(土曜・日曜は19時まで)。日曜・月曜定休(第1日曜・月曜は営業)。