米原駅東口周辺で10月8日~10日の3日間、「米原曳山まつり」が開催される。
米原の曳山祭は、鎮守・湯谷神社の祭礼である長浜の曳山祭に倣い、江戸時代後期に始まったといわれている。各曳山を所有している山組から選ばれた小学1年~6年の男子児童が曳山の上で子ども歌舞伎を行う。児童らは約2週間にわたり稽古に励み、本番に挑む。
コロナ禍で3年ぶりの開催となる今年。例年3基のうち1基のみが出番山となるところ、3基全てがそろう。奉納順と演目は、一番山・旭山=「仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)」、二番山・壽山(じゅざん)=「伽羅先代萩 御殿の場(めいぼくせんだいはぎ ごてんのば)」、三番山・松翁山(しょうおうざん)=「男の花道」。湯谷神社前、米原駅東口の米原市役所本庁舎前などで奉納され、3日間で32公演を予定している。
主催する「米原曳山祭保存会」の田中和人会長は「関係各位の皆さまの協力に感謝するとともに、米原曳山祭が地元の文化の中心的存在として、一層盛大になることを願う」と意気込む。