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米原・青岸寺でアートイベント「オリテアート」 米原駅で降りるきっかけに

切り絵障子「補陀落山図」

切り絵障子「補陀落山図」

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 米原の青岸寺(米原市米原)で10月2日、「orite Art(オリテアート)青岸寺 2022」が始まった。

青岸寺のライトアップ「陶あかり」

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 同イベントは米原駅から徒歩7分の青岸寺を会場に市内のアートを集め、「米原駅で降りるきっかけ」を作り、新しい人の流れの創出を目的に開催する。

 10月1日の先行内覧会では、シンガー・ソングライターの真依子さんらによるミニコンサート、切り絵作家・早川鉄兵さんの切り絵障子や庭園のライトアップの先行披露、永島匡宏住職とのトークショーが行われた。

 早川さんは「『補陀落山(ふだらくさん)』の世界をテーマに、青岸寺庭園や書院をモチーフに観音様が住まわれる素晴らしい場所を表現できるように制作した。初めに住職から作品制作を依頼されたときは正直なところ嫌だった。失礼な意味ではなく、『こんなに素晴らしい寺の、こんなにも素晴らしい庭にはもう何もいらないのでは』と思い、プレッシャーを感じた。何とかこの場所のライトアップやイベントを邪魔しないように表現できればと思い頑張った」と振り返る。

 「庭をモチーフにしているので、庭のメインである鶴と亀の石組みを作品のモチーフに取り込んでいる。書院のふすまなど至るところに動物が描かれている。庭と同様に仏様が実際に描かれている訳ではないが、そこに宿る様子を感じてもらえれば」と呼びかける。

 会期中のスケジュールは、10月2日・8日~10日=「青岸寺ライトアップ~光明の光~」、10月2日~11月30日=早川鉄兵さんが国の名勝に指定される枯山水の青岸寺庭園をモチーフに制作した切り絵障子「補陀落山図」公開、10月9日=シタール演奏家・南沢靖浩さんによるコンサート、10月19日~31日=滋賀の伝統工芸にも指定されている「上丹生木彫」の作品展示・販売会、11月2日~6日=池坊華道教授・山本浩文さんによる生花個展「融合美」、11月5日=ミニ生花の体験会(800円)。

 拝観時間は9時~17時(ライトアップは18時~20時30分)。拝観料は、大人=300円(ライトアップ600円)、小人=100円(同300円)。火曜・第4月曜休園。11月30日まで。

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