長浜の高月まちづくりセンター(長浜市高月町)で12月18日、講演会「湖北の仏像(ほとけさま)と文化継承のあり方を考える」が開催される。
講師は観音の里コーディネーターを務める對馬佳菜子さん。對馬さんは東京での会社員経験を経て、2017(平成29)年に長浜地域おこし協力隊に着任したのをきっかけに移住。「観音文化の振興」に関する活動を始め、2019年には著書「観音ガールと巡る近江の十一面観音」を出版した。2020年に協力隊の任期を修了して以降も長浜に残り起業。「観音ガール」の愛称で湖北地域を中心に寺社や地域文化に関する情報発信や執筆活動などを続けている。
對馬さんは「大学時代から仏像が好き、であちこち見て回っていて、湖北にも来たことがあった。東京では美術館でしか仏像に合えなかったが、湖北では地元の人たちに愛されている仏像に出合うことができて、『ここの仏像は幸せそうだ』と感じた。その当時の思いが動機になり移住に踏み切った」と振り返る。
講演会は主に地元の人を対象に、観音文化や仏像についての復習、今後の文化継承についての提案などを行うという。
對馬さんは「今回の講演では、『この地域の歴史文化をどうやって伝えていくか』『何を大切にしていくか』について、みんなと一緒に考える時間にしたい。湖北の仏像や文化について気になっていたけど知る機会がなかった人にも来てもらえれば」と呼びかける。
開催時間は13時30分~15時。参加無料。定員は50人。申し込み方法はフェイスブックで確認できる。受け付けは12月10日まで。