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長浜「山路酒造」、新酒3種が出そろう 帰省土産に「飲み比べセット」提案

活性にごり酒(左)、純米吟醸 無濾過しぼりたて生酒(中央)、本醸造 無濾過しぼりたて生酒(右)

活性にごり酒(左)、純米吟醸 無濾過しぼりたて生酒(中央)、本醸造 無濾過しぼりたて生酒(右)

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 木之本の北国街道沿いにある「山路酒造」(長浜市木之本町)が12月19日、新酒「北国街道 純米吟醸 無濾(ろ)過しぼりたて生酒」の販売を始めた。

山路酒造 外観

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今年も例年通り11月に酒造りが始まった。「北国街道 純米吟醸 無濾過しぼりたて生酒」(1.8リットル=3,685円、720ミリリットル=1,815円)は環境こだわり米「玉栄」を使っているという。同店の山路祐子さんは「今年は11月の気温が高く温度管理が大変だった。純米吟醸は他の新酒に比べて低温でじっくり時間をかけて造る。今年は香りが豊かで辛口に仕上がった」と話す。

 一足早い今月12日には、原料の米に「日本晴」を使った新酒「北国街道 本醸造 無濾過しぼりたて生酒」(1.8リットル=3,080円、720ミリリットル=1,595円)と「北国街道 活性にごり酒」(1.8リットル=3,245円、720ミリリットル=1,760円)の販売を始めた。2種ある「生酒」は、できた酒をろ過していないので、もろみ成分が残っていて色は薄濁りしているのが特徴。「活性にごり酒」は、生酒を造る前段階に荒い網でこして仕上げており、色は乳白色で濁っていて微炭酸という特徴がある。「今年の本醸造の生酒は、甘味がある仕上がりになった。純米吟醸の生酒と飲み比べてもらえれば。活性にごり酒は追加生産ができないので本数が少ない。炭酸が弱めで甘辛の味のバランスが良く仕上がり、早くもお客さまからも好評」と山路さん。

 昨年から生酒2種はラベルを一新し、江戸時代から伝わるお祝い事などに使われていた書体「白舟書体」を商品名に使っている。今季は活性にごり酒も同じラベルにそろえた。「ラベルがそろったこともあり、それぞれ味わいに違いがある新酒の飲み比べセットを年末年始の帰省土産に提案している。味は甘口・辛口と簡単に伝えられるものではないので、皆さんに今年の味を自身の舌で味わって楽しんでもらえたら」と呼びかける。

 営業時間は9時~18時。水曜定休(元日は休業)。

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