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米原の地域おこし協力隊が「手前しょうゆ仕込みイベント」 地元との交流や移住相談も

講師を務める石崎さん

講師を務める石崎さん

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 米原市地域おこし協力隊の石崎達郎さんが3月23日~26日、上平寺御城下ゲストハウス「うむ」(米原市上平寺)でしょうゆ造りイベント「醤油(しょうゆ)仕込みと米原暮らし」を開催する。

最後に持ち帰ることができる「しょうゆこうじ」

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 2023年4月、「空家を地域活性化の資源として活用し、移住定住の促進や生業づくりに挑戦する」ことをミッションに着任し愛知県から移住した石崎さんは、地域の空家を活用して起業を目指している。移住前から自給自足の暮らしに関心を持っていたことから、自給農を広める活動を行っている岡本よりたかさんが運営する「たねのがっこう」(岐阜県郡上市)主催のワークショップで、しょうゆ造りを学んだ経験がある。

 同イベントは、温度や湿度を管理しながらゆっくりと育てたこうじからしょうゆを造る伝統的な手法を用いる。しょうゆを造るだけでなく、参加者が「地元の人と交流する」こともテーマに掲げて企画した。

 2月に初めて開催し、今回が2度目の開催。3泊4日の日程のうち、1日目は大豆と玄米を種こうじとを合わせ、2日目~3日目には温度湿度管理。3日目には地元住民を講師として招き、豆腐作り体験する。最終日にはこうじと塩を米原の湧き水と合わせ持ち帰る。日帰りや地元住民の参加も可能。

 石崎さんは「自分自身も地域の方々と話ができたことが移住の決め手となった。滞在中は、空家を活用した宿に宿泊したり、空き家バンクへ相談に行ったりすることもできる。しょうゆ造りをきっかけに、新しい生き方を考えている人と出会い、移住に対するハードルを下げられたら」と話す。

 参加料は4万3,000円(日帰りの場合は1万8,000円)。いずれの場合も完成したしょうゆこうじを持ち帰り、参加者の自宅で1年ほど熟成させる。移住スカウトサービス「SMOUT」で申し込みを受け付けている。

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