「61マルシェ2023」が5月14日、米原・醒井の地蔵川かいわいで開催される。
古来、醒井は交通の要衝で、江戸時代には中山道61番目の宿場町だった。ヤマトタケルノミコトの伝説にゆかりのある居醒(いさめ)の清水が地名の由来とされる。初夏には町の中を流れる地蔵川に漂う白く可憐な梅花藻(ばいかも)の花を見に多くの観光客が訪れる。
醒井で初めてマルシェが開催されたのは5年ほど前。交流人口を増やすことで少子高齢化の進む地元を盛り上げたいと、長浜青年会議所のメンバーである江竜拓児さんらが立ち上げた。コロナ禍で中断したが、昨年11月3日に第2回を開催したところ、にぎわいを見せたという。
今回はゲストハウス「居醒庵(いざめあん)」で、ジャズピアニスト・河野康弘さんのライブを行うほか、地元アマチュアバンドの演奏や地場産の野菜に加工食品、手作り品などの販売も行う。キッズコーナーではフィンランド発祥のスポーツ・モルックの体験や紙ヒコーキ作りなどのワークショップも予定する。
実行委員長の江竜謙一さんは「何から何まで地元住民有志による手作りのほっこりしたマルシェ。立ち上げの趣旨を尊重し、後継者を育てながら今後も継続していきたい。マナーを守って楽しくイベントに参加してもらえたら」と呼びかける。
開催時間は10時~16時。